曇。夜寒い。
田辺元『懺悔道としての哲学』読了。難解だが、刺激的だった。吉本隆明や、この田辺元といった人が、親鸞に深く打たれているというのは興味深い。自分の家はたまたま浄土真宗なのだが、そこの坊主を見ていると、浄土真宗というのは親鸞の精神とほとんど関係ないというのがよくわかる。金儲けには熱心だが、法話のひとつも出来ないのである。「救い」とか何かとかからはまったく遠いので、そういうものを与えてくれるように見える、新興宗教が流行るはずである。
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