晴。
羽田正『冒険商人シャルダン』読了。これは面白い。シャルダンは十七世紀フランスの宝石商人で、若い頃ペルシアに長らく滞在し、晩年に当時のペルシアについての本を書いた。本書はシャルダンの一代記であり、十七世紀を影から照射した本にもなっている。シャルダンのペルシア紀行はかなり有名で面白いものらしく(ヴォルテール、ディドロ、ルソーらが言及し、『ペルシア人の手紙』を書いたモンテスキューが、座右に置いた書でもある)、邦訳もあるようで、ちょっと読んでみたくなった。
- 作者: 羽田正
- 出版社/メーカー: 講談社
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「独白や対話の連なり、それだけがイメージを超えたリアルな世界を作りだす。コクトーとデュラスの魔法のペンだけに可能な、そして仏文学の伝統を血肉化した訳者だけに翻訳可能な、言葉の魔術である。」
- 作者: マルグリットデュラス,ジャンコクトー,Marguerite Duras,Jean Cocteau,渡辺守章
- 出版社/メーカー: 光文社
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- 作者: 小沢一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
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