町田明広『攘夷の幕末史』

晴。車の中は暑いくらい。
大垣。渋滞甚だし。国道の一車線を潰して草刈するな。
BOOK OFF大垣バイパス店。29冊買う。うーむ。

町田明広『攘夷の幕末史』読了。幕末史の通説を丹念に再検証している。「朝陽丸事件」などというものを掘り起こしてきたり、岩瀬忠震(ただなり)などという人物に光を当てたり、坂本龍馬の「攘夷」的な思想を抉り出したり、等々。幕末に活躍した人物は、「大攘夷」か「小攘夷」かの違いはあっても、みな「攘夷派」だったというのだ。本書のように幕末を見ると、史観の整合性が確かに感じられる。刺激的な史書である。

攘夷の幕末史 (講談社現代新書)

攘夷の幕末史 (講談社現代新書)