地元の「一箱古本市」に行ってみた

地元・各務原で開催された「一箱古本市」に行ってみた。場所は中部学院大学キャンパス内。実はこのイベント、最初はあまり関心がなく、今日やるというのも忘れていたのだが、昨日たまたま徒然舎さんのブログ(こちら)を見ていたら、告知があったのだった。これも何かの偶然だと思って、場所も自宅の近くなので、出かけてみることにした。
 時間は9:00-15:00ということで、いつ行こうかと思ったのだが、まあ折角だから早く出かけてみた。しかし、自分はよかったのだが、駐車場が少ないかもしれない。道々の案内板のようなものもない。学生に聞いて、キャンパスの建物の中でやっていることを知る。
 で、どうかな、というところだったのだが、九時過ぎということで、やはりちょっと行くのが早すぎたかも。まだどの「店」も、開店直後でバタバタしていた。また、並んでいる本の傾向も、普通の人による普通の人向けという感じで、自分のような特殊な好みの者には、買いたい本が少なかった。やはり、本職の古本屋さんの箱には、なかなか良いものもあったが。結局「釣果」は、福岡伸一の新書と、吉田健一の文庫の、計二冊だった。
 「一箱古本市」というのは、こんなものなのかな。自分個人の感想としては、自分のいらなくなった本を出すというような品揃えは、見ていてあまり楽しくないことを云っておきたい。ネットで例えば、東京の一箱古本市の様子などをみていると、思い切って自分の大切にしている本を売ったり、また古本市のためにブック・オフで「仕入れ」たりと、いい本を出すように努力している人が、結構いる。それくらいしないと、また出かけてみようという気にならない。まあ、特殊な本好きの特殊な感想だと思いますが。別の時間帯に行ってみたら、また違った感想になったかも知れないでしょう。
 でも、それはそれとして、こういうイベントをやるのは大賛成。行ってみてよかったと思う。他のイベントともリンクしているし、家族連れでちょっと古本を見るなんていうのも、なかなかいいのではないか。来年再来年と定着してほしいし、そうなればまた行ってみるつもりです。自分のようなマイナーな者を驚かすような、そんな箱を見せてください。