テューレックのバッハ/伊良子清白『詩集 孔雀船』

晴。
ふとバッハのパルティータ第三番が聴きたくなる。最初グールド盤を聴き始めたのだが、気分的にテンポがあまりにも速すぎる。アラウ盤は車の中。で、グールドにも影響を与えたという、テューレックの演奏にする。これ、とても特異な演奏で、サラバンドなど、まことにゆっくりとしたテンポであり、しかもピアニッシモで弾かれる。でも、すばらしい。じっくり聴くのにふさわしいディスクだ。

20世紀の偉大なるピアニストたち?ロザリン・テューレック

20世紀の偉大なるピアニストたち?ロザリン・テューレック

  • アーティスト: テューレック(ロザリン),バッハ
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/12/16
  • メディア: CD
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伊良子清白『詩集 孔雀船』読了。わずか十八篇とはいえ、これほどの詩人がいたとは。文語定型詩の傑作だろう。ただし、これは自分のレヴェルを超えている。時を置いての、再読の必要があるだろう。
 さても岩波文庫は、これを稀少本にしてはいけない。
詩集 孔雀船 (岩波文庫 緑 30-1)

詩集 孔雀船 (岩波文庫 緑 30-1)