晴。
トーマス・マン『だまされた女/すげかえられた首』読了。マンにこれほどはっきり愛欲と死を描いた小説があるとは。二作ともそうである。(ついでに言えば、『ヴェニスに死す』もそうだろう。)理屈っぽい会話をこれでもかと展開していく点は、他の長編小説と変わらない。大変な力量である。
- 作者: トーマスマン,Thomas Mann,岸美光
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/01/08
- メディア: 文庫
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晴。
トーマス・マン『だまされた女/すげかえられた首』読了。マンにこれほどはっきり愛欲と死を描いた小説があるとは。二作ともそうである。(ついでに言えば、『ヴェニスに死す』もそうだろう。)理屈っぽい会話をこれでもかと展開していく点は、他の長編小説と変わらない。大変な力量である。