T・S・エリオット『荒地』/チャペック『絶対製造工場』/山口昌哉『数学がわかるということ』

晴。
T・S・エリオット『荒地』読了。岩崎宗治訳。体に冷気が沁み込んでくるような詩。初期詩篇が収録されているのもいい。

荒地 (岩波文庫)

荒地 (岩波文庫)

カレル・チャペック『絶対製造工場』読了。飯島周訳。傑作だ。今の「テロ」だ何だというのも、本書にいう「絶対」に動かされているだけではないか。それぞれの「神」が、己を正しいとしているに過ぎない。それにしても、チャペックに駄作なし。
絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

山口昌哉『数学がわかるということ』読了。
数学が分かるということ 食うものと食われるものの数学 (ちくま学芸文庫)

数学が分かるということ 食うものと食われるものの数学 (ちくま学芸文庫)