高橋悠治対談選

晴。
琴塚の中華料理「龍園」にて昼食。味はまあ普通としかいいようがないが、ラーメンセットはあの量で750円は安い。
季節のせいか、強烈に眠い。
高橋悠治 対談選』読了。対談した相手で言うと、まず浅田彰が格好いい。今でも刺激を受ける。山口昌男は、音楽でも言っていることが同じで、ワンパターン。ブーレーズとは殆ど喧嘩腰。ブーレーズは相当不愉快だったのではないか。武満徹はさすが。しかし、権代敦彦とでは、武満に対して恐しく辛辣で、驚かされる。丸谷才一は現代音楽は聴いていないだろう。どうして出てきたのだ? 高史明は知らない人だが、これはいい。等々。全体として、高橋悠治の大きさを再確認した。日本文化のレヴェルも、この対談がなされたころはまだそれなりに高かったことがわかる。(などと書くのは傲慢で、ペシミスティックに過ぎるだろうか?)

高橋悠治 対談選 (ちくま学芸文庫)

高橋悠治 対談選 (ちくま学芸文庫)