本村凌二『古代ポンペイの日常生活』/素白随筆集/三島由紀夫『潮騒』

日曜日。晴。
境川堤の桜を見るため、名古屋の妹一家来訪。昨日行ったばかりなので、案内する。ほぼ満開できれいだった。大変な人出だったけれどね。
本村凌二『古代ポンペイの日常生活』読了。原本の題は『優雅でみだらなポンペイ』。

古代ポンペイの日常生活 (講談社学術文庫)

古代ポンペイの日常生活 (講談社学術文庫)

岩本素白『素白随筆集』読了。静かな文章。
素白随筆集―山居俗情・素白集 (平凡社ライブラリー)

素白随筆集―山居俗情・素白集 (平凡社ライブラリー)

三島由紀夫潮騒』読了。青春小説の古典的名作。三島としても全力投球というよりは、八割くらいの力でさらさらと書いたという印象であるが、世界文学の中で読めるほどの、文句のつけようのない完成度の高さを見せている。「アポロン的」という言葉が、ちょっと思い出されるくらいだ。小説家志望はすべからく読んで、絶望されるとよろしい。
潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)