熊本家族旅行(第三日)

一心行の大桜

宿で朝食をとっているとき、同宿の、割と年配の方々と話す機会があったのだが、なんと若い頃に各務原で働いておられたと知ってお互いにびっくりする。奥さんは那加のY耳鼻科(自分も小さいとき掛ったことがある)に勤めておられたそうで、新境川の桜の話だとか、旦那さんも金属団地、金華山、柳ヶ瀬(柳ヶ瀬ブルースだって!)といった固有名詞が出てきて、懐かしがっておられた。山口県にお住まいだそうで、何という奇遇だろう。こういうこともあるのだ。
 天気はなんとか持っている。レンタカーで阿蘇神社へ。大したことなし。時間もあるので、国道265号経由で南阿蘇へ。途中が山の中で苦労する。「一心行の大桜」というやつを見にいったのだが、畑の中に大駐車場があって、金を払って仕切りの中に入らなければならない商魂には恐れ入った。まあこれも、ただの桜といってしまえばそうなので。
 国道325号から国道57号と、結局阿蘇をぐるりと一周したことになる。途中、数鹿流々滝という滝は、なかなかの迫力だった。阿蘇駅駅レンタカーを返し、道の駅で時間をつぶしながら、列車を待つ。阿蘇駅12:45から、九州横断特急(車内で列車オリジナルの弁当にて昼食)で大分。そこから特急ソニックで小倉、新幹線に乗り換えて19:29名古屋着、そこから岐阜駅へ。七時間あまりの列車の旅だった。

今回のJR九州の列車

左上はリレーつばめ(博多−玉名間)、右上は偶々熊本駅で見たSL、左下は九州横断特急阿蘇−大分間)、右下はソニック(大分−小倉間)。