赤瀬川原平『日本男児』/前島賢『セカイ系とは何か』/アルゲリッチとシューマンの室内楽

日曜日。晴。
カルコス。BOOK OFF。散策。
NHK BS-Hi の「猫のしっぽ カエルの手」を見る。
赤瀬川原平『日本男児』読了。あまり著者らしくないところだが、一節を挙げる。「つまり昔は生活が趣味的だった。役にも立たないことに満たされていた。いまは生活もビジネスに染まってきている。すべてが役立つことに覆われようとしているけれど、いったい何の役に立つのだろうか。」(p.180)

日本男児 (文春新書)

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前島賢セカイ系とは何か』読了。日録に書く。
セカイ系とは何か (ソフトバンク新書)

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アルゲリッチを中心とした、シューマン室内楽を聴く。ピアノ五重奏曲はヴァイオリンがちょっと弱いが、アルゲリッチのピアノが見事なので、充分聴きごたえがある。2台のピアノ、2つのチェロ及びホルンのためのアンダンテと変奏曲op.46は珍しい曲で、初めて聴くが、なかなかよいではないか。編成が変っているので演奏されにくいのだが、もっと演奏されてもおかしくない曲だと思う。ピアノとチェロのための幻想小曲集op.73はチェロが弱い。「おとぎの絵本」op.113は、一聴していいビオラだなと思ったら、今井信子だった。とにかく、このディスクすべてにおいて、アルゲリッチのピアノが生き生きしている。
シューマン:室内楽リサイタル

シューマン:室内楽リサイタル