河合隼雄『生と死の接点』

晴。
河合隼雄『生と死の接点』読了。このような本を読んでいると、著者の死に方が意外だったというほかない。著者がよく引用された、ユング明恵上人に近いような死に様になるのではと、何となく思っていたので。やはり、文化庁長官をやっておられたのが大きかったのか。
 それから、ファンタジー論を読んで思ったのだが、現代のゲーム(特にRPGなど)は、現代における「神話」の役割も果たしているのだろう。ただそれが、「神話消費」のような形態になってはいるのだが。中沢新一ゼビウス論なども思い出される。

生と死の接点―“心理療法”コレクション〈3〉 (岩波現代文庫)

生と死の接点―“心理療法”コレクション〈3〉 (岩波現代文庫)