晴。
河合隼雄『生と死の接点』読了。このような本を読んでいると、著者の死に方が意外だったというほかない。著者がよく引用された、ユングや明恵上人に近いような死に様になるのではと、何となく思っていたので。やはり、文化庁長官をやっておられたのが大きかったのか。
それから、ファンタジー論を読んで思ったのだが、現代のゲーム(特にRPGなど)は、現代における「神話」の役割も果たしているのだろう。ただそれが、「神話消費」のような形態になってはいるのだが。中沢新一のゼビウス論なども思い出される。
生と死の接点―“心理療法”コレクション〈3〉 (岩波現代文庫)
- 作者: 河合隼雄,河合俊雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: 文庫
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