理系メモ

確率と漸化式に関する一問題

[問題] AとB二人が、それぞれコインを投げて表裏を決める試行を繰り返し、どちらかの表が出た数が、他方の表の出た数より2大きくなったところで止める。(表裏の出る確率は、それぞれ1/2だとする。)n回目の試行で終了する確率を、n回目で一方の表の出…

特殊相対性理論の理論ミニマム

アインシュタインの論文をざっと眺めてみたので、(特殊)相対性理論の「理論ミニマム」(最小限度の仮定で理論を導く)を考えてみた。と云っても、すっきりと書かれた教科書はすべてそうなっているので、別にそれらを読めばいいのであるが。まあ、教科書に…

累乗のついた漸化式の一般項

ちょっと問題に出会ったので。漸化式 の一般項が求められるでしょうか。

志賀浩二『位相への30講』の読書メモ

図書館から借りてきた、志賀浩二『位相への30講』の単なるメモです。位相への30講 (数学30講シリーズ)作者: 志賀浩二出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 1988/09/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (17件) を見る

こともなし

晴。 今日は仕事で疲労困憊。疲れたー。 # 特に訳もなく、n乗根(例えば=1.91293…)を冪級数展開か何かで求められないかなあと思う。漸化式で求めるアルゴリズムは、Wikipediaにあったのだが。このやり方は強力ですね。実際にでやってみると、仮に =1.5 と…

(有限)群と対称群

遠山啓の『代数的構造』を読んでいたら、初歩なのだけれど、「位数nの群Gは n次の対称群 の部分群と同型である」(定理10、p.114)とあって、「ん?」と思った。本文を補足する。 のとき、 をとってGのすべての要素と群の演算を施してやると、出てきたn個のG…

高橋康『物理数学ノート1』へのメモ(3次元の回転のベクトル表現)

昨晩、寝る前にふとんの中で高橋康の『物理数学ノート1』を眺めていて、ちょっと欄外に計算を始めたら、あっという間に三時半になってしまいました。以下、第四章第四節(Levi-Civitaの全反対称テンソル)でやった計算の、まったく個人的なメモに過ぎません…

(複素関数の)三角不等式

思うところあってちょっと「パラノ」をやろうと思い、ophthalmosさんの数学分室に刺激もうけて、やさしい入門書で複素関数のリハビリをする。で、初歩の初歩、複素関数の三角不等式なのだが、こんなところから忘れているのだなあ。

一般相対性理論を学んでみる

広江克彦の『趣味で相対論』とディラックの『一般相対性理論』を精読する。かたや泥臭いまでに丁寧であり、かたや最小限度にシンプルと、対照的な両者だが、それゆえに併読すると効果的だ。 さて、一般相対性理論というのは、究極的には二つの方程式に帰着す…