2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

出発点ということ

曇。いまは変な時代だな、もし例えばベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタとツンデレルイズを同一のパースペクティブに無理なく素直に収めることが必要な時代だとすれば。わたしは、ようやくそれがどういうことか、わかってきた気がするけれど。これが出発点…

こともなし

晴。伸び切ったマグロのようにごろごろする。 リアルって何だろうなとか思う。というか、貧しい人工世界の中で、どうしたら常にリアルを捕まえていられるのかということ。スーパー。自然。動物。昼から銀行屋と一時間半くらい話す。お金の話は大変だなあ。 …

イメージの商品化と深さの陳腐化

曇。種村季弘対談集『天使と怪物』を読み始める。高橋康也さんとのアリスについての対談がすばらしい。つっても、僕はアリスはそんなに好きではないのだが。アリスはやっぱり表層ではなくて、フラット、二次元的だが深層だと思う。というか、キャロルが深層…

こともなし

日曜日。曇。 芝居をする夢を延々と見ていた。詳しいことは覚えていないが。午前中、下の甥っ子の勉強を見る。高校数学。 老母をコロナワクチン接種会場へ送っていく。甥っ子、老父と博多ラーメン「まっしぐら」にて昼食。 午後もお勉強。なかなか大変でした…

上野千鶴子『女ぎらい ニッポンのミソジニー』

深夜起床。 脳みそ、アニメで汚染(?)されているなあ。NML で音楽を聴く。■リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲 ニ長調で、オーボエはゴードン・ハント、指揮はウラディーミル・アシュケナージ、ベルリン放送交響楽団(NML)。Concertosアーティスト…

こともなし

曇。 早起き。しても意味ないのだけれど、早起き。午前中、少しだけ散歩。曇っていても蒸し暑い。 藻の花が咲き出した。 もう柿の実が生り始めている。 この家、ぶどうが生っているぞ。 やっぱり歩かないといけないなあと思うのだけれど、暑くなってくるとな…

ギボン『ローマ帝国衰亡史』第三巻

晴。暑い。昼から図書館。 イオンモールのユニクロで、パンツと夏のTシャツを買う。コットン100%だー。 肉屋。ガソリンスタンド。ギボン『ローマ帝国衰亡史』第三巻読了。中野好夫訳。本書後半の、ユリアヌスについての詳細な記述がおもしろい。かつて辻邦生…

国谷裕子『キャスターという仕事』

曇。立花隆さんが亡くなったそうである。わたしはそのことを全然知らなくて、老母から聞いて初めて知った。一般には「知の巨人」などと呼ばれ、その名称でいまの知識人・学者その他からは同時に半分バカにされていたというか、よく揶揄されていた方という印…

こともなし

曇。NML で音楽を聴く。■ショパンの即興曲第一番 op.29 で、ピアノはユンディ・リ(NML、CD)。皆んなよく睡眠の後始末をせずにやっていられるなあ。どうしても二時間くらいかかってしまう。 体がなまり切って、脚の付け根が筋肉痛(笑)。スーパー。 昼から…

キモいって、キモい方が悪いの?

晴。 kamiyakenkyujo.hatenablog.comここ経由で次の増田を見た。 女子大生だけどジジイに告白された(怒) 俺には好きな女と恋する権利すらないのかって? ないよ? あなたは、好意を打ち明けられたら気持ち悪いって、下手したら警察呼ばれるくらいの存在なん…

こともなし

日曜日。曇。午前中、下の甥っ子の試験勉強を見る。高校数学。 昼からもお勉強。 甥っ子、今日穫れたキュウリを一本、生で塩を付けて食う。おもしろい子だなあ。ごろごろ。夜。 NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十八番 op.101 で、ピ…

種村季弘対談集『異界幻想』

強い雨。大垣。 ミスタードーナツ大垣ショップ。てりやきチキンパイ+ブレンドコーヒー393円。ミスドはレトロな雰囲気を出そうとしてなのだろうが、わたしが10代の頃に流行った洋楽(っていまいうのかしら)を流しているのが笑う。そんな歳なんですねえ。当…

こともなし

曇。ギボンを読む。スーパー。ここしばらく心の空疎に苦しんだ。なかなかうまくいかないものですなあ。未熟なり。 こういうときはこうしたらラクになるというのがいつもうまくわかればよいのだけれど。突破口は必ずどこかにある筈。 昼から運転免許証の更新…

こともなし

晴。 早起き。NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第四番 op.18-4、第五番 op.18-5、第六番 op.18-6 で、演奏はクァルテット・エクセルシオ(NML)。日本のすばらしいカルテット。クァルテット・エクセルシオ 弦楽四重奏曲 OP・18 全6曲アーテ…

ギボン『ローマ帝国衰亡史』第二巻

曇。落ちていた夏みかんでマーマレードを作る。昼寝。 雨。ギボン『ローマ帝国衰亡史』第二巻読了。中野好夫訳。ローマ帝国衰亡史〈2〉第11‐16章 ディオクレティアヌスとキリスト教の展開 (ちくま学芸文庫)作者:エドワード ギボン筑摩書房Amazon 早寝。

ギボン『ローマ帝国衰亡史』第一巻

晴。午前中、散歩。日陰はまだ涼しいけれど、日向は暑い。 ウチのアジサイとムラサキツユクサ。 テキトー写真でした。スーパー。 ギボン『ローマ帝国衰亡史』第一巻読了。中野好夫訳。ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し (ちくま学芸文…

こともなし

晴。安永祖堂老師を読む。 未熟者はいつか井戸が涸れる。いつまでも滾々と、清冽な水の湧き出す泉。 まだまだ未熟だ。NML で音楽を聴く。■メシアンの「異国の鳥たち」で、ピアノは木村かをり、指揮は岩城宏之、オーケストラ・アンサンブル金沢(NML、CD)。…

BS1スペシャル「ワタシたちはガイジンじゃない!」

日曜日。曇。 夢。真っ暗な中、よくおばあさんとかが押している手押し車(何故かヘッドライトが付いている)を押しながら、裏山(?)に登る。てっぺんは多少開けていて、これも真っ暗な中、小学生くらいの女の子たちが何人も、分かれてあたりに腰掛けながら…

自分を否定することを肯定して生きる・続

曇。昨日書いたことの続き。 しかし、本当にそうか? わたしは自分に生きる価値がないことをそのまま肯定し得て、安定することができた。これは「自分を否定することを肯定して」いるといえないか。もっとも、安定は一時的なものかも知れないし、いずれにせ…

自分を否定することを肯定して生きる

曇。「人殺しの顔をしていない、人殺し」が、怖くてならない。 | Books&Apps だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記 やっぱり、もっと人殺しの顔をしろ2021 - 関内関外日記 ここでは様々なレヴェルの議論がごっちゃになって論じられている。「負け…

こともなし

晴。ごろごろする。昼から県図書館。コロナ禍のせいでまた長期休館になってしまったので、返却と予約本の借り出しだけしてくる。 ミスタードーナツ バロー市橋ショップ。ホット・セイボリーパイ BBQフランクフルト+ブレンドコーヒー495円。種村季弘対談集『…

四方田犬彦『世界の凋落を見つめて クロニクル2011-2020』

晴。空青し。 早起き。昨日は脳みそに異物をいっぱい注入したので、同じところをぐるぐる廻っている感じから解放されてやはりよい。鬱勃たる感というか。今日は安んじてぼーっとしていよう。スーパー。 昼から、珈琲工房ひぐち北一色店。四方田犬彦『世界の…

家族で西濃の三重塔を訪ねる

晴。 いまから大学に入り直した夢を延々と見る。若い人たちの間におっさんひとり。寮というわけでもないのに共同生活。細部は忘れたが、めずらしい夢だった。フルカラー。#先日、種村季弘さんの小旅行記を読んだときに、西濃(美濃西部)のある神社が紹介し…

こともなし

曇。午前中、ごろごろぼーっとして終える。井筒先生の『意識と本質』の第二章は「本質」概念の二通りの意味について考察されてある。その二通りは、イスラム哲学において明確に区別され、個々の事物そのもののリアリティを指す「フウィーヤ」と、その個物を…

SF と「理想的ディストピア」

日曜日。曇。わたしは高校生のとき(80年代後半である)、SF が好きだった。古典的な SF はかなり読んでいる筈だし、それらを(ほぼ自由に予算の使えた)高校の図書室に導入してやったという成果をもっている。日本人では、神林長平が好きで、その頃ハヤカワ…

吉村昭『東京の戦争』

曇。かかりつけ医。ここでもコロナワクチンの接種が近くできるようになるらしい。 スーパー。日本の男性は世界的に見て女性差別・男女格差の問題においてどうしようもなく頭が古いという事実があって、しかしわたしもそうだから人のことはいえないのだよなあ…

こともなし

強い雨。 印象的な夢を見て目覚め、また寝て印象的な…の繰り返し。でも、夢の中身はいまとなってはどれもおぼろげ。昨日収穫した、枇杷の実のコンポートを作る。レシピはクックパッドで検索。 種を取り出して皮を剥くのがめんどうなのだよね。あとは要するに…

こともなし

晴。第559回:ネットいじめが人を孤立させる理由 もう誰も死なせないために。の巻(雨宮処凛) | マガジン9 より合法的に、より効率よく「言葉で人を殺す技術」が日々上がっているのをひしひしと感じる。 今は中傷した者勝ち、暴言を言ってスッキリした者勝…

平野啓一郎『自由のこれから』

曇。スーパー。NML で音楽を聴く。■ショパンのスケルツォ第一番 op.20 で、ピアノはユンディ・リ(NML)。ショパン:スケルツォ&即興曲アーティスト:ユンディ・リユニバーサル ミュージックAmazon■ショパンの十二の練習曲 op.25 で、ピアノは孫熱音(ソン・ヨ…

種村季弘『東海道寄り道紀行』

晴。ぼーっとする。老父を手伝って、柿の木の消毒。わたしの役目は二階の屋根からの噴霧だ。近年柿の木には病気が発生して、日が経つと実や葉が落ちてしまう。ある種のカビが原因らしくて、防カビ剤のようなものを撒いたわけである。うまく効くといいけれど…