2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

穂村弘『もうおうちへかえりましょう』

晴。 音楽を聴く。■バッハ:イギリス組曲第二番BWV807、イタリア協奏曲BWV971、トッカータ ハ短調BWV911(グルダ)。さすがはグルダ。Gulda Plays Bachアーティスト: Friedrich Gulda,Johann Sebastian Bach出版社/メーカー: Dg Imports発売日: 2008/10/06メ…

デルタ関数

デルタ関数δ(x) とは、任意の関数 f(x) に掛けて積分すると、 となるような関数である。

波数

波を と表したときの k を、波数と呼ぶ。これは「波の数」ではない。正しくは「単位距離あたりの位相変化」、あるいは「距離 2π(単位距離でないので注意)の中に入っている波の数」のことである。

前期量子論の二つの式

前期量子論から得られる式に、 と がある。Eは粒子のエネルギー、h はプランク定数、νは振動数。また、p は運動量、λは波長。

武田暁『場の理論』/ようやく三次元極座標でのラプラシアンが求まった

雨。 音楽を聴く。■ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第二番op.67(アルゲリッチ、ヴェンゲロフ、カピュソン2004Live)。名曲の、すごい迫力の演奏だ。ショスタコーヴィチは、ベートーヴェン以後最もベートーヴェン的な作曲家だなあ。Martha Argerich and …

坂口恭平『TOKYO 0円ハウス0円生活』

晴。 図書館から借りてきた、坂口恭平『TOKYO 0円ハウス0円生活』読了。『独立国家のつくりかた』(参照)が面白かったので、本書も読んでみた。もう最高。一般的には「ホームレス」とされるであろう鈴木さん(とそのパートナー)の、自由で愉快な生活が凄い…

山田英雄『日本書紀の世界』/内田樹『街場のメディア論』

曇。 音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十九番K.459(ペライア)。■シューマン:ピアノ・ソナタ第二番op.22(ル・サージュ、参照)。見事。最近のピアニストにしてはめずらしく、ル・サージュには深みがある。 # 山田英雄『日本書紀の世界』読了。…

きゃりーぱみゅぱみゅ、AKB48、初音ミク

晴。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第七番(リヒテル1959)。 県営プール。 # きゃりーぱみゅぱみゅを聴く。自分の音楽的素養で完全に理解可能だとは、意外。なんつーかーいー曲たちだ。very cute!なんだこれくしょん(通常盤)アーティスト: …

『出雲国風土記』/絲山秋子『エスケイプ/アブセント』

日曜日。晴。よく寝た。 音楽を聴く。■ベートーヴェン:交響曲第一番(バーンスタイン1964)。このヤンキーのベートーヴェンの、何という面白さ! 他人に薦めていいのかはまったく確信がないのだが(ドイツ的とか全然関係がない)、こいつは超カッコいいと思…

大嶽秀夫『ニクソンとキッシンジャー』

晴、 音楽を聴く。■マリピエロ:交響曲第二番(デ・アルメイダ)。■マーラー:交響曲第五番(テンシュテット)。マーラーの音楽の流れに寄り添った演奏。不満が少ない。特にアダージェットがよかった。ただ、LPOはあまり上手くない。録音も、強音では音が割…

櫻井芳雄『脳と機械をつないでみたら』/新井英樹『SCATTER あなたがここにいてほしい1』

晴。 櫻井芳雄『脳と機械をつないでみたら』読了。BMI(Brain-Machine Interface)についての本。例えば、脳に繋いだ電極により、手を使わずに画面上のカーソルを動かすといった研究である。アニメの「攻殻機動隊」は、近い未来にこのようなBMIが高度化し、…

串田孫一『隠された鍵』/井筒俊彦『意味の構造』

晴。大垣。BOOK OFF岐阜うさ店。 音楽を聴く。■ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第一番op.78(ジェニファー・パイク、トム・ポスター)。パイクのヴァイオリンは凡庸。もっとたっぷりした響きが欲しいし、歌わせ方も足りない。終楽章はまずまず。ピアノは好…

ロジャー・ペンローズ『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』

曇。 音楽を聴く。■ドヴォルザーク:ロマンティックな小品集op.75、ソナチネop.100 (シャハム、参照)。メロディアス。■ショスタコーヴィチ:交響曲第一番(チェリビダッケ)。悪くないが、チェリビダッケは若い頃とはだいぶちがう。やはり晩年は、エネルギ…

綿矢りさ『夢を与える』/斎藤修『プロト工業化の時代』/柴山哲也『新京都学派』

晴。 綿矢りさ『夢を与える』読了。読んでいてつらい小説だった。ヒロインの破滅に向けて、始めからまったくブレることがない。それに、本格的な(?)小説を目指して書かれたのはよくわかるが、これは綿矢りさにしか書けない小説ではないような気がする。あ…

三次元極座標のナブラとラプラシアン(メモ)

極座標のナブラは、ここに纏っている。(追記。ここの方がさらに詳しい。) 極座標のラプラシアンの導出方法で、このやり方は初めて見た。不思議な公式を使っているが、これを天下り式に認めれば、計算は簡単。前野昌弘先生のサイト(参照)には、色々な計算…

線形写像空間

V、V'を体K上の二つのベクトル空間とする。VからV'の中へのすべての線形写像のなす集合を考え、これを あるいは単に と書く。この集合がベクトル空間になるように、線形写像の加法と数の乗法を定義しよう。

線形写像

V、V'を体K上のベクトル空間とする。次の条件を満たす写像 F:V→V'を線形写像という。

佚斎樗山『天狗芸術論・猫の妙術』/穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』

薄曇。県営プール。 # 佚斎樗山『天狗芸術論・猫の妙術』読了。武芸書。内田樹の人を喰ったような解説がおもしろい。天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫)作者: 佚斎樗山,石井邦夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/11メディア: 文庫この商…

エルミート積

∨を複素数上のベクトル空間とする。∨のエルミート積とは、∨の任意の元 v,w の組 に複素数を対応させる規則で、次の条件を満たすものをいう。

汎関数の表現

(定理)∨は体K上の有限次元ベクトル空間であり、退化していないスカラー積 (※注)をもっているとする。このとき、汎関数L:∨→Kが与えられたとすると、すべての w∈∨ に対して L(w)=<v,w>となる、ただ一つの元 v∈∨が存在する。

双対基底

(定理)∨を体K上の有限次元ベクトル空間とする。このとき、双対空間∨*もまた有限次元であり、dim ∨=dim ∨*である。

荒川洋治『心理』/彌永昌吉、彌永健一『集合と位相』

日曜日。晴。よく寝た。一〇時間以上寝たのではないか。 カルコス。図書館。 # 図書館から借りてきた、荒川洋治『心理』読了。詩集。心理作者: 荒川洋治出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/05/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含…

玄侑宗久『さすらいの仏教語』

曇。 アンスネスのシューマン・アルバムを聴く。ピアノ・ソナタ第一番と幻想曲とは、ポリーニのディスクと同じ選曲、演奏順も同じである。意図的なものかなと思った。で、どうであったかだが、じつに立派に弾かれていると思う。気持ちもちゃんと込めていると…

前野昌弘『今度こそ納得する 物理・数学再入門』

雪。 音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十三番K.488(ブレンデル)。■ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調op.57(シャハム)。ドヴォルザーク・フォー・トゥーアーティスト: シャハム(ギル),ドヴォルザーク,シャハム(オリ)出版社/メーカ…

金時鐘『猪飼野詩集』/C・R・マチューリン『放浪者メルモス(上)』

晴。 先日聴いたガルッピ(参照)がなかなかよかったので、アンドレア・バッケッティの、今度はマルチェッロのピアノ・ソナタ集を聴く。これもなかなか魅力的だ。マルチェッロのピアノ・ソナタは初めて聴くが、バロックのクラヴィーア曲として、充分楽しめる…

エラスムス『痴愚神礼讃』/吉田武『呼鈴の科学』

晴。 音楽を聴く。■バッハ:フルート・ソナタ ハ長調BWV1033(ランパル)。■ルーセル:交響曲第三番op.42(バーンスタインNYPO)。これ面白い。 # エラスムス『痴愚神礼讃』読了。沓掛良彦訳。読んでいく内に、今の自分の気持ちによく合った本だという思い…

プログラミング漬けの一日

休日。晴。 音楽を聴く。■サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調op.167、アンリ・ビュッセル:パストラルop.46、ストラヴィンスキー:クラリネット独奏のための三篇(グラーフ)。■ドビュッシー:前奏曲集第一巻(アラウ)。 ジョン・コルトレーンを…

野田又夫『哲学の三つの伝統』/アラン・シリトー『土曜の夜と日曜の朝』

曇。のち晴。 音楽を聴く。■シューベルト:弦楽四重奏曲第十四番「死と乙女」、第十二番(コダーイQ)。朝起きて、猛烈に(?)「死と乙女」が聴きたかったので、聴く。長い曲なので普段はあまり聴かないのだが、いったん聴き始めると五十分があっという間な…

小玉英雄『相対性理論』/五味文彦『鎌倉と京』

日曜日。晴。 アルベルト・ポサダスの弦楽四重奏曲集を聴く。ポサダスは以前アルバムを一枚聴いたことがある(参照)。これもエッジの利いた、バリバリの現代曲だ。よくはわからないが、現代曲として「正統的」な感じがする。聴きにくさでこちらを挑発してい…

岩本素白『素湯のような話』

雪! 意外なことに、積ったのはこの冬初めて。 音楽を聴く。■ドビュッシー:管弦楽のための「映像」、牧神の午後への前奏曲(ブーレーズ、参照)。何という色彩感の豊かさ! 特に「映像」が心地よく、陶然としてしまう。■ドビュッシー:映像第一集(アラウ)…