2011-09-24から1日間の記事一覧

アーサー・I・ミラー『137』

晴。 アーサー・I・ミラー『137』読了。副題「物理学者パウリの錬金術・数秘術・ユング心理学をめぐる生涯」。題名の「137」というのは、微細構造定数の逆数である。二十世紀に綺羅星のようにたくさん居た超一流の物理学者の中でも、パウリはとりわけ…

スクリャービンのエチュード

スクリャービンのエチュードで、リヒテル(1952年)とホロヴィッツ(1972年)を聴き比べてみる。共にop.8とop.42がメインだ。当り前だが、二人とも技術的な問題はまったくない。録音は、ホロヴィッツ盤(スタジオ録音)の方がはるかに良い。リヒテル盤は何と…