2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こともなし

晴。 眠いし、頭がぼおっとしている。 仕事をしただけ。

家族で日帰り京都観光

父が京都へ行きたがっているし、母と自分も、いま京都国立博物館で開催されている「長谷川等伯展」が見たかったので、GWの休日で混雑しているのは承知の上、思い切って行こうということになる。しかし、何も考えずに行けば「120分待ち」などということになる…

カエサル『内乱記』/絲山秋子『ニート』

晴。 カエサル『内乱記』読了。内乱記 (講談社学術文庫)作者: カエサル,國原吉之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/06/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (14件) を見る絲山秋子『ニート』読了。日録に書く。ニート (角川…

こともなし

雨。 調子がいまひとつで、ガイウス・ユリウス・カエサルの高密度な文章が頭に入ってこない。日本語訳は大家のものだが、あまり上手い文章だとは云えないけれど、淡々と訳されている中、それでも戦闘場面など迫力だ。それにしてもカエサルは、マッシリアの攻…

トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』/澁澤龍彦 西欧芸術論集成(上)

晴。車の中は暑いくらい。 プール。イオンとユニクロ。 トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』読了。競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫)作者: トマス・ピンチョン,志村正雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 文庫購入: 7人 クリッ…

加藤尚武『「かたち」の哲学』/堀江敏幸『書かれる手』

日曜日。晴。 加藤尚武『「かたち」の哲学』読了。目の見えない人でも、幾何学ができるというのは面白い。幾何学は、必ずしも視覚的イメージに拠らないのだ。「かたち」の哲学 (岩波現代文庫)作者: 加藤尚武出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/19メデ…

久野収、鶴見俊輔、藤田省三『戦後日本の思想』

晴。 自由書房EX高島屋店。 久野収、鶴見俊輔、藤田省三『戦後日本の思想』読了。戦後日本の思想 (岩波現代文庫)作者: 藤田省三,久野収,鶴見俊輔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9…

マリー・ド・フランス『十二の恋の物語』

曇。 マリー・ド・フランス『十二の恋の物語』読了。月村辰雄の、古拙な趣のよく出た訳がいい。十二の恋の物語―マリー・ド・フランスのレー (岩波文庫)作者: マリー・ド・フランス,月村辰雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1988/07/18メディア: 文庫 クリ…

奥泉光『ノヴァーリスの引用』/矢代幸雄『世界に於ける日本美術の位置』

雨。 奥泉光『ノヴァーリスの引用』読了。ノヴァーリスの引用作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る矢代幸雄『世界に於ける日本美術の位置』読了。美術に止まらず、日本人がどういうスタン…

中村武志『内田百輭と私』

晴。暑い。 昨日の続きで、相対性理論で加速度の扱いを考えているうち、物理学と数学に嵌り、ずっとやっていた。といっても、そんなに高度なことをしていた訳ではないが。でも、一般相対性理論をいじくるのは、楽しいんだよね。加速度があるというのと重力が…

未来へ行くタイムマシンは原理的に可能であることについて、またそのモデル

未来へ行くタイムマシンは、現在の科学に則っても否定されない。相対性理論における、いわゆる「時間の遅れ」を利用すればよいのである。これは別に当り前のことで、実際に原子時計によって、時間の遅れが生じることが実証されている。のではあるが、ちょっ…

高橋昌一郎『知性の限界』

雨。 高橋昌一郎『知性の限界』読了。哲学ディベート風に書かれている。特に驚くべき内容はなかったが、知っているというのと、実際にこのような本を書いてみせるというのは、大きく違う。その意味で、著者の手腕は大したものだし、若い人、初学者には、大変…

森山大道『犬の記憶』/根井雅弘『入門 経済学の歴史』

晴。 プール。万代書店。内がまるで迷宮のようだ。 森山大道『犬の記憶』読了。文章も写真もおもしろい。日々どんどん消えてゆく、日本の土俗性とでもいうべきものが、荒々しいモノクロームで写されている。ダサい? 確かにそうだが、これは稀有なのだ。ここ…

グラムシ・セレクション/舞城王太郎『山ん中の獅見朋成雄』/岡本太郎『一平 かの子』/シノーポリのマーラー

日曜日。いい天気。 カルコス。 『グラムシ・セレクション』読了。刺激的だ。グラムシ・セレクション (平凡社ライブラリー)作者: アントニオグラムシ,Antonio Gramsci,片桐薫出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2001/04/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13…

末木文美士『日蓮入門』/ベルナール『回想のセザンヌ』/『選択本願念仏集』

気持ちよく晴れる。 BOOK OFF岐阜オーキッドパーク店。 末木文美士『増補 日蓮入門』読了。増補 日蓮入門 現世を撃つ思想 (ちくま学芸文庫)作者: 末木文美士出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 48回この商品を含…

こともなし

雨。 怠惰。 ニーチェ『悦ばしき知識』を読む。

カリトン『カイレアスとカッリロエ』/田山花袋『蒲団・一兵卒』

曇。 「恵那」にて昼食。 カリトン『カイレアスとカッリロエ』読了。日録に書く。「叢書アレクサンドリア図書館」については、id:obelisk2:20100208 参照。カイレアスとカッリロエ (叢書アレクサンドリア図書館)作者: G.Molini´e カリトン,G.Molini´e Charit…

トマス・アクィナス『形而上学叙説』/アルティン『ガロア理論入門』

晴。 聖トマス(トマス・アクィナス)『形而上学叙説』読了。副題「有と本質とに就いて」が本来の書名。難解。しかし、スコラ学が決してつまらない、評価できないものではないことはよくわかる。『神学大全』の文庫化などは、不可能だろうなあ。形而上学叙説…

アシモフ『化学の歴史』/村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短篇』

曇。 大垣。 アイザック・アシモフ『化学の歴史』読了。化学史とはめずらしいが、それは普通、物理学史の一部として取り扱われるからである。しかし、高名なSF作家でもある著者の手に成る本書を読むと、化学の歴史というのも充分存在価値があることがわかる…

サキャ格言集

強い雨。 プール。アピタ。 『サキャ格言集』読了。サキャ・パンディタ(1182-1251)はチベットの人。アフォリズムが好きな人なら楽しめるだろう。貴重な知恵の蔵になっている。サキャ格言集 (岩波文庫)作者: サキャパンディタ,今枝由郎出版社/メーカー: 岩…

レヴィナス『倫理と無限』/マリノフスキ『西太平洋の遠洋航海者』

日曜日。晴。 エマニュエル・レヴィナス『倫理と無限』読了。西山雄二訳。倫理と無限 フィリップ・ネモとの対話 (ちくま学芸文庫)作者: エマニュエル・レヴィナス,西山雄二出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27…

大江健三郎『芽むしり仔撃ち』

晴。 自由書房EX高島屋店。中央公論四月号の、吉本隆明と中沢新一の対談を立ち読みする。他にも文芸誌をいくらか立ち読み。何だか元気がなくなる。自分の方の問題だろうが、心に響いてくる言葉があまりない。中沢の「もっと努力しなければ」というのは、その…

こともなし

晴。 怠惰なり。今日は仕事をしただけ。

鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』/瀬戸内寂聴と山田詠美の対談集/スピーロ『ケプラー予想』

晴。 皮膚科。まだ、新境川堤の桜はきれいに咲いている。 鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』読了。じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/07/19メディア: 新書購入: 7人 クリック: 166回この商品…

山口昌男『仕掛けとしての文化』/中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』

曇。 山口昌男『仕掛けとしての文化』読了。山口の名は最近あまり見かけないけれども、忘れてしまってよい思想家であろうか。「道化」「トリックスター」「中心と周縁」といった語を流行らせ、一時期は危険な物書きだった。こういうフットワークの軽い知性は…

1000円の文庫は高いか

「四谷書房日録」さんの記事で、一冊1000円の文庫が高いかどうかとあるが、1000円を超える文庫はそれなりの内容のものが多いので、大抵は高いとは思わない。実際、1000円を超えてもよいので、品切れになった貴重な翻訳など、文庫にしてほしいものは多いので…

坂口安吾『堕落論』

晴。 坂口安吾『堕落論』読了。安吾は久しぶりに読むが、柄谷行人ではないけれども、安吾がこんなに面白いとは思わなかった。素晴しい射程を持っている作家だ。もっと読もう。堕落論 (集英社文庫)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 1990/11/20メ…

石田瑞麿『女犯』/清水徹『ヴァレリー』

曇。 プール。今日はしんどかった。アピタとその本屋。 石田瑞麿『女犯』読了。地道な文献研究であり、労作だ。女犯―聖の性 (ちくま学芸文庫)作者: 石田瑞麿出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含…

本村凌二『古代ポンペイの日常生活』/素白随筆集/三島由紀夫『潮騒』

日曜日。晴。 新境川堤の桜を見るため、名古屋の妹一家来訪。昨日行ったばかりなので、案内する。ほぼ満開できれいだった。大変な人出だったけれどね。 本村凌二『古代ポンペイの日常生活』読了。原本の題は『優雅でみだらなポンペイ』。古代ポンペイの日常…

新境川沿いに桜見物

絶好の桜日和なので、新境川沿いの桜見物に行ってきました。いま良い時なので、屋台なども出て、大変な混雑でした。しばらく行っていないうちに、名所になってしまったなあ。船が出たりしているのには驚いた。