2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

土左日記/ジロドゥ『オンディーヌ』/古澤明『量子テレポーテーション』

日曜日。曇。 BOOK OFF岐南インター店。29冊買う。阿呆だ。 紀貫之『土左日記』読了。土左日記 (岩波文庫)作者: 紀貫之,鈴木知太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/04/16メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見るジャン・ジロ…

青柳いづみこ『ピアニストが見たピアニスト』/土方定一『日本の近代美術』

晴。暖かい。 青柳いづみこ『ピアニストが見たピアニスト』読了。好著。日録に書く。ピアニストが見たピアニスト―名演奏家の秘密とは (中公文庫)作者: 青柳いづみこ出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/01/01メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を…

こともなし

晴。 興が乗らないので、あまり本は読まなかった。 青柳いづみこを読んで、CDをいろいろ聴く。アルゲリッチのブラームス「二つのラプソディ」など、意外にも素晴しい。ラヴェルもすごい。ショパンが、これも意外なことにつまらない。ポリーニのショパンを聴…

堤未果『ルポ 貧困大国アメリカⅡ』

雨。昼までに上がる。 堤未果『ルポ 貧困大国アメリカⅡ』読了。日録に書く。著者のブログはこちら。前著に劣らぬいい本なので、アマゾンのレヴューも力作ぞろいだ。ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/0…

平治物語/河合隼雄と南伸坊『心理療法個人授業』/米澤穂信『氷菓』

晴。暖かい。 「3pigs」にて昼食。 自由書房EX高島屋店。 『平治物語』読了。いくさのかなしさと哀れが、惻々と感じられる。頼朝挙兵以降は、蛇足のような気もするが。(ウエブ上で現代語訳が読めます。)平治物語 (岩波文庫)作者: 岸谷誠一出版社/メーカー:…

山上正太郎『第一次世界大戦』

晴。だんだん暖かくなってきた。 不況のせいなのか、仕事が厳しいなあ。いま、日本の三分の一が貧困層だそうである。 山上正太郎『第一次世界大戦』読了。まったくオーソドックスな歴史書で、とてもよく出来ている。時系列が工夫してあって判りやすく、読み…

アストゥリアス『グアテマラ伝説集』/柴田南雄『楽器への招待』

曇。 M.A.アストゥリアス『グアテマラ伝説集』読了。日録に書く。グアテマラ伝説集 (岩波文庫)作者: M.A.アストゥリアス,牛島信明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る柴…

広井良典『コミュニティを問いなおす』/レッシグ『CODE』

晴。 だいぶ調子が良くなる。 カルコス。買いたかった新刊(複数)がない。BOOK OFF。 広井良典『コミュニティを問いなおす』読了。大佛次郎論壇賞受賞作というので読んでみたが、それほどとも思えなかったのだけれども。猫に小判だったのだろう。全体とは遊…

ロゲルギスト『新 物理の散歩道2』

曇。 ようやく食欲が湧いてきた。腸の具合はまだいまひとつ。 ロゲルギスト『新 物理の散歩道 第2集』読了。新 物理の散歩道〈第2集〉 (ちくま学芸文庫)作者: ロゲルギスト出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ …

澁澤龍彦 日本作家論集成(下)

晴。夜ぱらぱら降る。 胃腸風邪はかなり良くなったが、まだあまり食べられない。 『澁澤龍彦 日本作家論集成(下)』読了。まとめて読んだ三島由紀夫論が興味深かった。それにしても、三浦雅士の解説はどうだろう。三浦は優れた批評家だとは思うが、小林秀雄…

ひどい胃腸風邪

晴。 ひどい胃腸風邪で動けず。元気なし。

町田康『東京飄然』

晴。春のような陽気。蝋梅のいい香りがする。 前一色のうどん・そば「ひらく」で昼食。カツ丼900円なれど、肉に味がしない。ここは饂飩はいいが、その他はいまひとつだ。 町田康『東京飄然』読了。東京飄然 (中公文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 中央公論…

中勘助『銀の匙』/スーザン・ソンタグ『同じ時のなかで』

晴。 中勘助『銀の匙』読了。銀の匙 (角川文庫)作者: 中勘助出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1988/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (23件) を見る夜更しして、スーザン・ソンタグ『同じ時のなかで』読了。木幡和枝訳。著者…

谷川俊太郎詩選集3/松長有慶『大宇宙に生きる 空海』

晴。寒さゆるむ。 プール。アピタとその本屋。この「くまざわ書店」は、近頃いろいろな文庫の新刊が揃うようになった。ありがたい。 『谷川俊太郎詩選集3』読了。谷川の詩に時々現れるエロス性について、指摘しておきたい。谷川の詩は、子供向けでも干乾び…

千代保稲荷参拝

晴。 午前中に家族で、海津町の千代保稲荷(おちょぼさん)に詣でる。いつもながら、参道の両側は屋台が並んでいて、串揚げ屋、雑貨屋、八百屋、饅頭屋、煎餅屋、川魚の佃煮屋、お好み焼屋、クレープ屋、植木屋、安っぽい玩具屋、麩屋など、アジア的な独特の…

竹村牧男『禅のこころ』/上村忠男『ヴィーコ』

晴。 竹村牧男『禅のこころ』読了。禅のこころ―その詩と哲学 (ちくま学芸文庫)作者: 竹村牧男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/01/06メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る上村忠男『ヴィーコ』読了。中公新書らしい、ハード…

今の検察とマスコミにはうんざりさせられる

政治の表面的な潮流についてはあまり語りたくないのだが、民主党議員である石川氏の逮捕など、小沢一郎をめぐる最近の一連の検察の動きと、検察のリークを無批判的にそのまま流すマスコミの報道ぶりには、うんざりさせられる。佐藤優が書いていたが、今回の…

ロゲルギスト『新 物理の散歩道1』

今日も雪がちらちら。雨に。 ロゲルギスト『新 物理の散歩道 第1集』読了。ロゲルギストはブルバキのように、或る日本の物理屋さんたちの共同のペンネームである。文庫化されて初めて読んだが、多くは日常的な、しかも学会では発表できそうもない(楽しい)…

シェイクスピア『十二夜』

雪。なんとも寒い。 「恵那」にて昼食。暖かい蕎麦が身に沁みる。 シェイクスピア『十二夜』読了。十二夜 (岩波文庫)作者: シェイクスピア,SHAKESPEARE,小津次郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1960/03/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品…

山形孝夫『聖書の起源』/養老孟司『臨床読書日記』

起きたら雪だった。昼まで降る。10センチほど積った。 山形孝夫『聖書の起源』読了。原本は講談社現代新書のロングセラー。聖書の起源 (ちくま学芸文庫)作者: 山形孝夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/01/10メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含…

秦剛平『美術で読み解く 聖母マリアとキリスト教伝説』

曇。ぱらぱらと雨。 大垣。BOOK OFF大垣バイパス店。 秦剛平『美術で読み解く 聖母マリアとキリスト教伝説』読了。シリーズ第三作。特に第六章「『神の子殺し』の告発と救いのないキリスト教美術」は衝撃だ。キリスト教はユダヤ人の「神の子殺し」の罪を、「…

フランク・ロイド・ライト『自然の家』/ワイルド『アーサー卿の犯罪』

曇のち晴。 フランク・ロイド・ライト『自然の家』読了。好著。収録してあるライトの建築の写真を見ると、実に(ごく通俗的な意味で)お洒落で、現代の日本のメーカーの住宅の基本線はここにあるかと思うほどだ。しかし、ライトの外見は模倣しても、「自然ら…

ダンセイニ『世界の涯の物語』/小田切博『キャラクターとは何か』

晴。 カルコス。 ロード・ダンセイニ『世界の涯の物語』読了。この幻想短編集は気に入った。ちょっとボルヘスみたいで(順番が逆か)、素敵におもしろい。古色蒼然たる銅版画の世界。現代のRPGなどの源流もこれだな。世界の涯の物語 (河出文庫)作者: ロード…

渡辺公三『闘うレヴィ=ストロース』

晴。寒い。 渡辺公三『闘うレヴィ=ストロース』読了。新書だが、本格的論考(著作・論文リスト完備)。レヴィ=ストロースの若い頃の記述が興味深い。さすがに最近は研究が進み、あまりにレヴィ=ストロースの「理知」を強調しすぎた(「構造主義」という言…

高階秀爾『日本美術を見る眼』/『解析力学と微分形式』

晴。夜寒し。 高階秀爾『増補 日本美術を見る眼』読了。式年遷宮する伊勢神宮の神殿は、果して古代建築なのか、それとも現代建築なのか、という問題提起はおもしろい。西洋的な発想なら古代建築だとはいえまいが、最近建て替えられたといっても、日本人には…

ソンタグ『土星の徴しの下に』/『生態学入門』

寝ている間に、また雪が降った模様。曇のち晴。 カルコスとBOOK OFF。 スーザン・ソンタグ『土星の徴しの下に』読了。日録に書く。土星の徴しの下に作者: スーザンソンタグ,富山太佳夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/08/24メディア: 単行本購入: 1…

谷川俊太郎詩選集2

曇。 『谷川俊太郎詩選集2』読了。特に言葉遊びの超絶技巧がすごい。谷川俊太郎詩選集 (2) (集英社文庫)作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/07/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (16件) を見る

こともなし

曇時々晴。 朝から夜遅くまで仕事で、さすがに疲れた。 スーザン・ソンタグを読む。

小川英雄『ローマ帝国の神々』

晴。毎年こんなに寒かったか。 仕事始め。 小川英雄『ローマ帝国の神々』読了。ローマ古来の神々を扱った本かと想像していたら、オリエントからローマに入ってきた諸宗教について書かれたものだった。エジプト、シリア、小アジア、イラン等々が起源の宗教か…

保田與重郎『日本の橋』/太宰治『斜陽』

曇のち晴。 皆帰る。 保田與重郎『改版 日本の橋』読了。改版 日本の橋 (保田与重郎文庫)作者: 保田与重郎出版社/メーカー: 新学社発売日: 2001/07/01メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る太宰治『斜陽』読了。読み始めて「なん…