2010-04-07から1日間の記事一覧

山口昌男『仕掛けとしての文化』/中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』

曇。 山口昌男『仕掛けとしての文化』読了。山口の名は最近あまり見かけないけれども、忘れてしまってよい思想家であろうか。「道化」「トリックスター」「中心と周縁」といった語を流行らせ、一時期は危険な物書きだった。こういうフットワークの軽い知性は…

1000円の文庫は高いか

「四谷書房日録」さんの記事で、一冊1000円の文庫が高いかどうかとあるが、1000円を超える文庫はそれなりの内容のものが多いので、大抵は高いとは思わない。実際、1000円を超えてもよいので、品切れになった貴重な翻訳など、文庫にしてほしいものは多いので…