2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

福岡家族旅行(第一日)

今日から二泊三日で、九州は福岡近辺を家族旅行する。 7:38のバスでJR岐阜駅へ、8:09岐阜駅発名古屋行き。名古屋8:53発のぞみ5号で小倉へ。新幹線は本当に速い(速すぎるくらい)、11:56小倉着、名古屋から3時間だ。小倉駅のラーメン横丁「ばさらか」でチ…

ネルヴァル/樺山紘一

晴。 ネルヴァル『暁の女王と精霊の王の物語』(isbn:4042456014)読了。中村真一郎訳。 樺山紘一『地中海』(isbn:4004310156)読了。地中海というものをベースに、古代から近代までの西洋やイスラムの著名人について、エッセー風に書かれた本である。西洋…

立原道造

晴。 カルコス。BOOK OFF。 『優しき歌 立原道造詩集』(isbn:4041172039)読了。

山内昌之

晴。 古書肆岡本書店に立寄る。中村真一郎訳のネルヴァル(isbn:4042456014)300円が収獲。 山内昌之『民族と国家』(isbn:4004302609)読了。副題「イスラム史の視角から」。もともとイスラム圏は、アラブというよりもイスラムの方にアイデンティティがあっ…

こともなし

曇。 今日はあまり本も読めず。

岩田規久男『世界同時不況』/エデルマンの弾くバッハ

曇。 エデルマンの弾くバッハのCD(asin:B001Q6IGLM)に大変に感動、感想を日録に書く。 岩田規久男『世界同時不況』(isbn:9784480064783)読了。今回の世界金融危機の原因だけでなく、一九三〇年代の世界恐慌や、日本の昭和恐慌、「失われた十年」などの歴…

アドルノ『本来性という隠語』

曇。 アドルノ『本来性という隠語』(isbn:4624932110)読了。これについて、日録に書く。 自由書房EX高島屋店。

東浩紀のなげやりについて

東浩紀の文芸誌の今月の連載や、彼のブログの今日のエントリーなどを見ていて、なぜか何だかさみしいような気分になった。ネットの普及で情報の値段がほとんど零になった現在、批評がいかにあり、いかにあるべきか、というような問題意識で、彼には今や批評…

大塚久雄

晴。大垣。 最近、車で一人で遠出するとき、しばしば、ペライアの弾くゴルトベルク変奏曲のCD(asin:B0002ZF04Y)を聴きながら運転する。演奏はグールドのと比べても遜色なく、グールドでは省かれている繰返しがあるのがいい。 大塚久雄『社会科学における人…

『汚穢と禁忌』/ロブ=グリエ

曇。桜開花。 皮膚科。 メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』(isbn:9784480091864)読了。中沢新一の解説がゆきとどいている。 ロブ=グリエ『迷路のなかで』(isbn:4061976028)読了。ヌーボー・ロマンということだが、筋も何も行き当たりばったりに、外面的な…

マリヴォー

雨。 HDDの修理を頼むため、エイデンへ行く。 カルコス。「すばる」四月号に、中沢新一とバルタバスの対談あり。立読みしてくる。 マリヴォー『贋の侍女・愛の勝利』(isbn:9784003251775)読了。日録に書く。

河合隼雄『中年クライシス』

河合隼雄『中年クライシス』(isbn:4022641134)読了。 「ユングはこのような人々に会い、また自分自身の体験をも踏まえ、中年において、人間は大切な人生の転換点を経験すると考えるようになった。彼は人生を前半と後半に分け、人生の前半が自我を確立し、…

『戦後写真史ノート』

晴。かなり暖かくなってきた。 ホームセンター・バロー各務原インター店で、小さな本箱を買う。 デジカメで撮った写真を整理しようとしたら、外付けHDDの調子が悪い。結局丸半日つぶす。要修理。 飯沢耕太郎『戦後写真史ノート』(isbn:4121011120)読了。勉…

『白村江』

晴。風強し。 遠山美都男『白村江』(isbn:4061493795)読了。「…倭国がこの地域を支配するために『任那日本府』とよばれる統治機構を置いたというのは、現在では『日本書紀』の虚構にすぎないと考えられている。」白村江の戦いで、唐の水軍より倭の水軍の方…

『哲学原理』/池内紀/『保元物語』

晴。風邪気味。 デカルト『哲学原理』(isbn:9784480092083)読了。ちくま学芸文庫版の新訳。これについて、日録に書く。 池内紀『なぜかいい町 一泊旅行』(isbn:4334033601)読了。楽しい本。日録に書く。 『保元物語』(isbn:4003010817)読了。 NTT西日…

加藤周一

晴。 仕事で嬉しいことあり。 加藤周一『高原好日』(isbn:9784480425317)読了。副題「20世紀の思い出から」。乾いた文章。開高健に云わせると、(貶下的な意味で)新聞の文体だという。「…戦後小津安二郎の『晩春』には、父(笠智衆)と娘(原節子)が京都…

『東洋の理想』

晴。 岡倉天心『東洋の理想』(isbn:406158720X)読了。

大原富枝

晴。車の中は暑いくらい。 プールとアピタ。 大原富枝『ベンガルの憂愁』(isbn:9784863100374)読了。副題「岡倉天心とインド女流詩人」。ウェッジ文庫刊。

ゲーテ形態学論集・植物篇/玄侑宗久/佐藤友哉

晴。 カルコス。BOOK OFF 岐南インター店。 『ゲーテ形態学論集・植物篇』(isbn:9784480091857)読了。日録に書く。 玄侑宗久『釈迦に説法』(isbn:9784106100666)読了。現代の禅坊主もなかなかやるね。「私ももっともっと胡散くさくならねば」なんて、い…

皆川達夫/『ゴリオ爺さん』

雨のち晴。 皆川達夫『中世・ルネサンスの音楽』(isbn:9784062919371)読了。 バルザック『ゴリオ爺さん』(isbn:4102005056)読了。大傑作。ラスティニャックというのは、なんと魅力的な主人公だろう。これでは、誰でもジュリヤン・ソレルと比較したくなる…

竹内薫『宇宙のかけら』

雨。 アマゾンから、竹内薫『宇宙のかけら』が届く。竹内さんが心を込めて書いた宇宙についての絵本であり、竹内さんの亡くされた愛猫「カロア」が主人公だ。宇宙論に関する最新の知見が盛り込まれてあるにもかかわらず(これは本当に強調したい)、意欲的な…

名古屋へ(川端康成コレクション展)/竹内薫

晴。 JR で名古屋へ行く。地下鉄で矢場町へ、松坂屋美術館で「川端康成コレクション展」を観る。(詳細は日録に) 観おわると、栄まで歩く。セントラルパークの辺りを、適当に写真を撮りながらぶらぶらする。テレビ塔をまじまじ見たのは久しぶり。天気が良く…

『悪霊』

曇。 ドストエフスキー『悪霊(下)』(isbn:9784102010181)読了。著者がおそろしく様々な人間を書き分けているのには、驚嘆のほかない。それから、唯一神を持たない日本人は、良かれ悪しかれ、精神的に楽をしていると思わずにはいられない。神が存在するや…

福田和也

晴。 仕事で嬉しいことがあった。 福田和也『日本の決断』(isbn:4894566974)読了。自分は著者ほど愛国者ではないが、日本に生まれ育った以上、日本のことを気にかけるのは当り前だと思う。日本の今のひどい状況を見ていると、著者が本書で十年前に搾り出し…

竹田青嗣

曇。 プール。アピタとその書店。 竹田青嗣『人間の未来』(isbn:9784480064714)読了。著者は、理論の大風呂敷を広げるのはよいが、しばしば足元がおろそかになっているように見えるところがある。例えば宗教を語って、 「『宗教のテーブル』(宗教集団)で…

宮脇俊三

曇。 宮脇俊三『線路のない時刻表』(isbn:410126807X)読了。日録に書く。

ゲニウス・ロキ/秋月龍萊

晴。 鈴木博之『東京の地霊(ゲニウス・ロキ)』(isbn:9784480092014)読了。東京に関する本は文庫でもかなりあるし、東京に住んだことのない自分ですら多少は読んだくらいだが、例えば岐阜などについてこのような本が書かれることは、ほとんど想像できない…

小沢一郎氏の秘書逮捕について、絶望的に

政治の話はすまいと思っていたのだが、あまりに非道いので。一市民であるから、裏の情報などはまったく知らないが、小沢一郎氏と同じことをやっている自民党の議員が追及されないというのは、どう考えてもおかしい。金額の多寡の問題ではないであろう。献金…

『白川静』

雨。 松岡正剛『白川静』(isbn:9784582854404)読了。これは叱咤激励する本でもあるし、勇気を与えてくれる本でもある。まさしく、なさんとすれば天が佑けるということでもあろう。学問というのは素晴しいものだ。

ジョセフ・ニーダム

曇。散髪。 『ニーダム・コレクション』(isbn:9784480091895)読了。河出書房新社版を半分ほどにしたもの。中国文明が、近代技術を発達させなかったのは何故か。「なぜなら、ヨーロッパでは、(広く認められているように)技術の発達と、商人階級が権力の座…