晴。今日は五月中旬の陽気になるらしい。
スーパー。
ウチの桜が満開。
okatakeさんのブログの本日付のエントリーで紹介されている、多田茂治『石原吉郎「昭和」の旅』がおもしろそうだ。多田茂治という人はまったく知らないし、石原吉郎は高名な詩人だけれども、ほとんど読んだことはない筈である。…と書いてブログを探してみたら、『サンチョ・パンサの帰郷』は図書館から借りて二度読んでいるし、文庫本の『石原吉郎セレクション』は購入して既読。いや、エーカゲンな読書だなあ。とにかく、この本は読んでみよう。県図書館に架蔵されていることは確認した。古書価はひどく安いのだが、まあとりあえず借りてみるかな。
- 作者:多田 茂治
- メディア: 単行本
テレビを見ていてわたしが人権的に問題のある発言をしたら、老母がいまは女性の顔がかわいいというのもいけないのだといった。いわゆるルッキズムというやつで、PC(ポリティカル・コレクトネス)の怒濤の普及を感じる。で、わたしは「アニメの女の子がかわいいというのもアカンの?」といったのだが、とにかくむずかしい時代になったね。もちろん、イケメンの男の子というのもいけないのだろうな。ロマンスグレーのオジサマというのはどうなんだろ。女の子が女の子をかわいいというのとか、男の子が男の子をかわいいというのもダメかな。さてはや、わたしのような古くさくてバカなおっさんにはむずかしすぎるぜ。
しかし、こんな時代に恋とかできるのかね笑。ま、恋は顔でするものではないか。どうでもいいけれど。
そういや浅田さんは、「(心が)傷つかないコミュニケーションは無意味だ」と仰っていたな。いまは、コミュニケーションはできればない方がよいという時代になってきているのだな。敢て他人とコミュニケーションを取るならば、できるだけ相手の心を傷つけないように配慮するという義務が課せられるようになってきている。
こんな時代を生きるようになるとは。SFみたいだ。
僕は大昔仲のよかった女の子のことをかわいいと思っていたのだが、そういうのもごめんなさいというものなのかな。好きな男性にきれいに見られたいという女性の気持ちも、ダメなんだろうか。なーんか、時代遅れのおっさんはかなしいな。
夜。
NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏チェロ組曲第一番 BWV1007 で、チェロはアシエル・ポロ(NML)。
- アーティスト:Bach, J.S. / Asier Polo
- 発売日: 2021/03/05
- メディア: CD
Franck: Violin & Piano Works (Live)
- 発売日: 2021/03/12
- メディア: MP3 ダウンロード
■バッハのトッカータ ホ短調 BWV914 で、ピアノはローラン・カバッソ(NML)。なかなかない、よい演奏。トッカータはバッハの若い頃の作曲に係るが、深い感情が秘められていて、感銘なしには聴けない。