榎本渉『僧侶と海商たちの東シナ海』

晴。
いろんな夢を見た。午前四時半くらいにいったん目が覚める。また寝る。

NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第五番 BWV816 で、ピアノは岡田美和(NMLCD)。■ブリテンの「ミケランジェロの七つのソネット」 op.22 で、テノールはピーター・ピアーズ、ピアノはベンジャミン・ブリテンNML)。ブリテンは専門のピアニストではないけれど、すばらしいピアノだといつも思う。それから、ミケランジェロソネットは有名なものだが、邦訳ではどんなのがあるのだろうな。読んだことがない。

■フランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調で、ヴァイオリンはピエール・アモイヤル、ピアノはパスカル・ロジェNML)。

ブラームスクラリネットソナタ第一番 op.120-1 で、クラリネットエリザベート・ガンター、ピアノはスタニスラフ・ボグニア(NMLMP3 DL)。■シューマンの「クライスレリアーナ」 op.16 で、ピアノは内田光子NMLCD)。これはすばらしい演奏。この曲の名演だと思う。正直言うと最後の第七曲、第八曲はわずかに息切れしてしまったかなという感じもするが、そんな風に思うのはわたしだけかも知れない。こんな演奏を聴かされると、内田光子の評価が自分の中で変わってきた気もする。

昼から年末の部屋掃除。きれいさっぱり。

日没後(午後五時半頃)、南西の空に木星土星の最接近を見る。たぶん、左の明るいのが木星で、右のちょっとぼんやりしているのが土星

夜。
榎本渉『僧侶と海商たちの東シナ海』読了。なかなかおもしろかった。各時代の仏僧たちの「中国留学」の話である。全然知らない仏僧たち。主として東シナ海における日中関係史というところで、仏教の中身にはほとんど関係ない。

僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社学術文庫)

僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社学術文庫)

  • 作者:榎本 渉
  • 発売日: 2020/10/09
  • メディア: 文庫