曇。
イメージは意識と無意識を繋いでいくものだと河合先生は仰っていたが(文句は正確ではない)、これはとても重要な指摘だと思う。
イメージは凡庸だみたいなことをかつて浅田さんは仰っていたけれど、これに捕われてしまうと無意識への通路を断ってしまいかねないことになる。ユング排斥というのも、そういう面があるな。もっとも、無意識を排除・排斥したいという気持ちは、「自我」を大事に守りたい類の人間には自然な感情かも知れない。
アインシュタインの言っていたような「イメージ的な思考」というのは、無意識の近くでの思考ということだな。しかし、イメージで原初的な思考ができるということは、それは感情と概念の間にある、間をつなぐということか。的外れかも知れないが、何となくプラトンのイデアというものをちょっと思い起こさせるな。いや、イデアは象徴か。うーん。何にせよ、アインシュタインの物理学におけるように、「イメージ的な思考」というのはとても豊かで、創造的なものだ。
このイメージというのは、熊楠の言っている「心物名事」の何だ?
一度フィッシングサイトに引っかかったので、紛らわしいメールがどんどん来るな。まったくもう。
晴。スーパー。店内にトンボが飛んでいた。
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iPad mini Wi-Fi 64GB 落掌。50,370 - 2,074 = 48,296円にて購入。第5世代の old-fashioned なので中古を買ってもよかったのだが、どうせよく使うので新品を買った。iCloud の自動バックアップのおかげで、15分の設定で元の iPad mini とほぼ変わらず使えるようになったのはすごい。あと、CPU がグレードアップしたので、速くなった。
最新 iPad mini Wi-Fi 64GB - スペースグレイ
- 発売日: 2019/03/28
- メディア: Personal Computers
昼から母診察。順調だそうである。何かよくわからないが。
ドラッグストア。郵便局。肉屋。
珈琲工房ひぐち北一色店。シュ・シャオメイの自伝『永遠のピアノ』を読み始める。シュ・シャオメイは、現在特にバッハの演奏で高く評価されているピアニスト。中国の文化大革命の時代に音楽を勉強する少女だったのだが、過酷な体験をすることになるらしい。「自己批判」を書かされ、いまにも転落していきそうなところまで読んだ。これはつらそうな本だな。
永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ ある女性の壮絶な運命〜
- 作者:シュ・シャオメイ
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: 単行本
早寝。