母手術

早起き。一日雨という予報だったが、起きたら空の大部分は黒い雲だけれども、東の空からはお日様が差している。
明け方の夢はよりによってゲームの中の現実というような幼稚な(じつは深刻な大問題なのかも知れないが)それ。まだ「ソードアート・オンライン」の世界が解体しきれていないのを感じる。まあ、現実が重いので夢がバランスをとったという気もする。

NML で音楽を聴く。■モーツァルトクラリネット五重奏曲 K.581 で、クラリネットはイーライ・エバン、アレクサンダー弦楽四重奏団NMLCD)。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番 op.27-2 で、ヴァイオリンはニクラス・ヴァレンティン(NMLCD)。

さて、老父が掃除機をかけているし、わたしも洗濯と風呂掃除をするかな。
雨、降り出す。

妹到着、二人で病院へ。コロナの人数制限で父は家で留守番。手術前の面会すら制限されていて、少し顔を見ただけで、結局いつ母が手術室に入ったのかもわからず。
予定では手術は12時から四時間とのこと。病院のレストランで食事、わたしはバター入味噌ラーメン。
二時間ほど高橋英夫氏を読む。あと一時間くらいかなというところで、妹としゃべったり。予定の四時間を過ぎるも、そのまま。本を読むのも疲れたので、しばらくぼーっとしたり、お茶を飲んだり。さらに一時間がすぎるも何もないので、いちおうナースステーションに訊いてみるも、そのままお待ちくださいとのこと。iPad mini でエンタメマンガでも読んでみるが、六時を過ぎる。わたしも妹も、ナースステーションの方がどうしても気になる感じ。六時半近くになって、ようやく看護師が来て「手術が終わったということなのでこれから迎えに行ってきます」といわれたときは、わたしも妹もホッとした。父にメールする。しばらくして先生が来て、「時間がちょっとかかりましたが、予定どおりです」とのことで、デジカメの画像を見ながら手術の経過の説明(気の弱い人は断った方がよいが、わたしはこれはよい制度だと思う)。最終的に七時半くらいに、病室に帰ってきた母と五分間くらい話せた。全身麻酔のせいでさすがにぼーっとしているし、いろいろ体に繋がっているし、やはり痛いそうだが、我々は安心した。妹が父に電話してから帰宅。

父もさすがにひどく心配していたが、まずはよかった。三人で近くのスシローへ行って食事。皆んなホッとしていろいろしゃべった。妹帰る。感謝。
今日は時間的に長かったというよりも、予定時間よりだいぶ延びたというのが疲れた。ただ、何かあったのなら連絡が来る筈なので、たぶん大丈夫なのだろうと。今回も、元ベテラン看護師の妹と一緒だったのは、心強かった。それでも、二人ともなかなかにしんどかったです。あとは、予後がよいのを願うだけ。手術はさすがにこれまでにしたい。