こともなし

曇。

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ウチのシコンノボタン。
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ウチのツユクサの類らしいが、どういうツユクサなのかはよくわからない。園芸種だろうな。

第2回 「主張ありき」ではなく「ファクト」を|地方メディアの逆襲|松本 創|webちくま
webちくまの「地方メディアの逆襲」という連載の第二回目がアップされたが、前回に引き続きおもしろい。「イージス・アショア」の配備を防衛省に撤回させることになった、秋田魁新報の一連の報道を追っている。「イージス・アショアについて日本で一番詳しい新聞になろう」という方針のもと、やったことのない海外取材や、辞書を引き引き慣れない英語資料を読むとか、地方メディアでもここまでやれるのだなという感想が浮かぶ。最近は権力を監視・批判するというだけで叱ったり、怒ったり、バカにしたりする人(知識人も含む)が少なくないが、やはり権力を監視することはメディアの不可欠な役割なのだなということをわたしは再確認した。(わたしも含む)日本人は権力に弱いから、特にメディアの勇気と頑張りが必要なのである。そして、ファクトと発言の責任の重要性。

沖縄の基地問題もそうですが、賛成・反対の立場が固まった人には、逆の意見を報じても届かず、立場が変わることもない。かえって反発を強め、自説に固執してしまう。であれば、どちらから見ても揺るぎないファクトを提示し、その意味や背景を解説すること。そして、批判的な意見であればあるほど、発言の責任を明確にすることが大事だと思うんです。そうでないと説得力を持たない。
 よく『賛否真っ二つ』なんて言いますが、そんなことはなくて、どんな問題でも、賛成3割、反対3割だとすれば、その中間に3~4割の無党派、態度未定の層が必ずいる。世論を動かすには、その層に訴える記事を書くことだと、これも沖縄の経験から学んだことですが。

そして、ある種の事実を掘っていくと、誰もが出くわすひとつの真実。「それは一言で言えば、日本はアメリカの属国なんだな、ということです。」わたしはもはやこの真実をわざわざ強調して、ブログなんぞに書こうとはあまり思わないが、それが真実であることは疑うことはできない。それを知った上で、アメリカの属国たることを肯定するなら、どうしようもないと思う。しかしそうなると、日本はある点でもはや「独立国家」とはいえないのだが。それもまた、ほとんどの日本人にはどうでもいいことなのであろう。よく、中国の属国になるよりはアメリカの属国になる方がマシという人がいるが、いずれにせよ属国は属国である。

イージス・アショアを追う

イージス・アショアを追う

図書館にあるから、そのうち読んでみよう。

しかし、同じアメリカと連携するにしても、属国でない同盟国ってのが、本来のあり方なんじゃないの?