曇。よく寝た。
昨晩は澁澤龍彦を読んで寝たのだが、想像力の世界に大変な豊かさを感じた。澁澤をむしろまずしい、幼稚と思う人がいまは多いと思うのだが、わたしはどうして豊かと感じるのか。それと関係があるのか、わたしはいま特に自分に異様な貧しさを感じてちょっと苦しむ。中間領域が空疎で、心の真ん中に空疎さが広がっている感じ。澁澤は、現在中心なんてものがあるのかと書いていたように思うが、わたしも似たようなことを思う。いま安定している人の多くは、自分を neat に限定している人であろう。ちょっとこぎれい、ちょっとおしゃれ。しかし、小さくまとまるというのが現在においてはもっとも犯罪的なことなのだ、たぶん。
精神世界が生命力の領域と乖離しているということ。
NML で音楽を聴く。■バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻 ~ 第一番 BWV870 - 第四番 BWV873 で、ピアノはセドリック・ペシャ(NML、CD)。
午前中、甥っ子の勉強を見る。
あらー、本日の NML の新着は、メジャーレーベルの定評あるモーツァルトの名盤がてんこ盛りではないですか。太っ腹ですなあ。わたしは聴かないけれどね。
■マックス・レーガー(1873-1916)の弦楽三重奏曲第二番 op.141b で、演奏はイル・フリボンド(NML)。
- アーティスト:Reger / Furibondo
- 発売日: 2020/03/20
- メディア: CD
日没前、散歩。
ウチにたくさんいるハグロトンボ。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ Pomacea canaliculata)の卵。たくさんくっついているな。
ツバメ。きれいな声で鳴くよ。
銀杏が成り始めた。
サルスベリの花。
蒸し暑い。
夜、AtCoder 過去問を解く。