日曜日。曇。
洗濯屋。スーパー。
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木村敏先生の、ポスト・フェストゥム的時間意識とアンテ・フェストゥム的時間意識。わたしには、躁鬱病的と統合失調症的といった方がわかりやすいのだが。ポスト・フェストゥム型精神というのは、例えば「中心と周縁」という考え方などまさにそうであり、精神領域的にはオール・ラウンダー、現実的でバランスが取れており、「不易と流行」でいえば流行で、発酵を重視しない。対してアンテ・フェストゥム型精神というのは、例えば「至るところに中心がある」という考え方であり、精神領域的には一点習熟、空想的でどちらかといえば偏っており、「不易と流行」でいえば不易で、永遠を志向し発酵していきがちである。さても、この両者を止揚していくことが可能なのか、低レヴェルなわたしは知らない。いまの時代は明らかにポスト・フェストゥム的であり、それは統合失調症の軽症化、文化全体の躁鬱病化がそれを側面から示している。どちらの場合も、別々の仕方で行き詰まることがある。
秋月龍珉師を読む。
NML で音楽を聴く。■ハイドンの交響曲第八十八番 Hob.I:88 で、指揮はフランス・ブリュッヘン、18世紀オーケストラ(NML、CD)。ブリュッヘンは古典的で好きだな。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二番 op.2-2 で、ピアノはメロディ・チャオ(NML、CD)。どこかおもしろいところがある。
■モーツァルトのオーボエ四重奏曲 K.370、アダージョ ハ長調 K.580a で、オーボエはインゴ・ゴリツキ、ベルネ弦楽四重奏団(NML)。
Mozart: Quintet K. 406 - Oboe Quartet K. 370 - Adagio K. 580a
- 発売日: 1985/08/14
- メディア: MP3 ダウンロード
早寝。