小川隆『中国禅宗史』

日曜日。雨。
昨晩は西田を読んで寝た。

NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第二番BWV826 で、ピアノはジョゼフ・フリートウッド(NMLMP3 DL)。

曇。
スーパー。よい刺身がなかった。日曜日のせいか、客が多い。

二時間ほど昼寝。

20200510172923雨。読書。
庭に出ると、蜜柑の花のいい匂いが立ち罩めている。

小川隆『中国禅宗史』読了。なかなかおもしろかった。禅の歴史を正確に捉えるという作業は着実に進展しているのだなとわかった。ところで、学問的に精緻になってきた禅の、その現在における生命力はどうなのであろう。わたしは現在において禅が生きているところを僅かに知っているが、あとはなかなかに厳しそうである。思えば、明治から昭和のある時期に至るまでは、優れた禅者が少なからず出た。わたしは禅の人ではないし、ただの知ったかぶり君なので何もいえないが、ほんと現在は厳しいことになっているように認識している。それは、東洋が失われたことと軌を一にしているでもあろう。これは、わたしにはどうでもよいことではないのだ。

中国禅宗史 (ちくま学芸文庫)

中国禅宗史 (ちくま学芸文庫)

  • 作者:小川 隆
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: 文庫
 
西田「日本文化の問題」を読み終える。