『本の虫の本』

日曜日。祝日(憲法記念日)。曇。
試験ができないのじゃないかなとか、俗な夢をたくさん見た。というか覚えている。

NML で音楽を聴く。■バッハのイギリス組曲第四番 BWV809 で、チェンバロはパオロ・ザンズ(NMLMP3 DL)。■ショパンスケルツォ第一番 op.20 で、ピアノはクラウディオ・アラウNML)。アラウが広大な精神をカバーするピアニストということが知れる。それにしても、この曲を11分とは、じっくり弾かれているものだ。アラウのショパンでは、僕は他にワルツ集が好きである。

Scherzi 1-4 / Polonaise Fantasie

Scherzi 1-4 / Polonaise Fantasie

  • アーティスト:Chopin,Arrau
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

note.com正確な現状認識と語り口だろう。わたしはこの論考を支持する。
わたしがこの論考の著者とちがうであろうのは、わたしが「正義を語る」ことを一般的に忌避する点だ。自分が正義を語るならばそれは悪いことをやっているくらいの気持ちでいたほうがよいというようなことを吉本さんは仰ったが(うろ覚えだし、正確ではない)、それは正しいとわたしは思う。藤田氏は正義のために人をガス室へ送り込める人物である。実際のところ岡村をガス室へ追いやって恬としているではないか。正義とはそういうものである。わたしも時として正義を語るが、そのことを忘れてはいけないと思っている。

それでも「真の正義派」ならばまだわたしもそれなりに主張を聞かないでもない。しかし藤田氏は、わたしは以前からツイッターでフォローさせて頂いているのだが、「真の正義派」というよりはむしろ「正義派気取り」のように見えないでもなかった。ま、いずれにせよ藤田氏なんかにあまり興味はないのだけれど、世の中には藤田氏はとてもたくさんいるのであり(そのことはインターネットによって明らかになった)、それを思い知らされるとわたしは正直言って愉快でない。

創元社刊『本の虫の本』読了。本の虫、か。

本の虫の本

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