こともなし

晴。
風邪は大したことがないようだ。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ニ長調 BWV1028 で、ヴィオラ・ダ・ガンバヒレ・パール、チェンバロはミヒャエル・ベーリンガー(NMLCD)。なかなかよいアルバムだったと思う。■シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992)のヴァイオリン・ソナタ第一番で、ヴァイオリンはマイア・カベザ(NMLCD)。■シューマンのピアノ協奏曲 op.54 で、ピアノはスティーヴン・コヴァセヴィチ、指揮はコリン・デイヴィスBBC交響楽団NML)。コヴァセヴィチのピアノはかなりロマンティックだ。指揮は凡庸。

グリーグ:ピアノ協奏曲

グリーグ:ピアノ協奏曲

ブラームスヴィオラソナタ第一番 op.120 で、ヴィオラはチャン・マンシン、ピアノはアルバート・ティウ(NML)。

Viola Sonatas

Viola Sonatas

 
ごろごろ。

昼から三井山公園あたりを散歩。













今年は桜はたっぷり見たな。そろそろ散歩には暑い季節になってきた。


夜、田村隆一の『詩人の旅』を読み始める。じつにカッコいい。田村隆一は詩と散文が全然ちがうのだが、肩の力の抜けた散文はまったく上手い。つい読みすぎてしまうので、適当に読み止める。
 わたしは去年出た中公文庫の増補新板で読んでいるのだが、1991年に中公文庫の前の版が出ているようなのに、読んだ覚えがない。学生時代のよく本を読んだ時期だが、あんまり田村隆一のことを認識していなかったのだろうか。どうでもいいが、不思議な感じがする。
 本書巻末のリストを見ていると、いまでも中公文庫でこんな本が出ているのかと驚くような本がある。かつての「肌色文庫」時代の中公文庫はじつにすばらしかったが、いつ頃かクズ文庫になって、書店の意識はそのままなのだろう、またシブい本が入りだしたのになかなか書店で見かけない。

詩人の旅-増補新版 (中公文庫)

詩人の旅-増補新版 (中公文庫)

それにしても、田村隆一全詩集が岩波文庫に入っていないのは、また一方で不思議な感じもすることである。