大岡昇平『成城だより III』

雨。

NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第五番 BWV1050 で、指揮はモーゲンス・ヴェルディケ、デンマーク室内管弦楽団NMLMP3 DL)。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第十二番 op.127 で、演奏はミロ・クァルテット(NMLCD)。

澁澤龍彦の『黄金時代』を読み返す。


大岡昇平『成城だより III』読了。正確な認識が印象に残る。「男性作家がコンピュータ幻想に凝り、五十歳にして巨大なゴミと化する将来について危機感がないのはふしぎだ」(p.281)とあるが、これは1985年12月10日の記述である。わたしは「男性作家」ではないし、「巨大」でもないが、これはいまのわたしを正確に予言しているなと感嘆した。金井美恵子さんの解説は再読だが、やはりよくわからず。わたしには高級すぎる。

成城だよりIII (中公文庫)

成城だよりIII (中公文庫)

夕食前に、老母用の iPad mini 到着。設定などしていましがた終了(22:19)。Windows 10 に iTunes をインストールしたり、必要なことがなかなか多かった。

アニエス・ポワリエ『パリ左岸』を読み始める。