こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第四番 BWV815 で、ピアノはアレクサンドラ・パパステファノウ(NMLCD)。本当はいちばんシンプルなエディションが好きなのだけれどな。■ブラームスクラリネット三重奏曲 op.114 で、クラリネットカール・ライスター、チェロはゲオルク・ドンダラー、ピアノはクリストフ・エッシェンバッハNML)。NML の演奏者の表記は明らかにまちがっている。

ブラームス:クラリネット三重奏曲、ホルン三重奏曲

ブラームス:クラリネット三重奏曲、ホルン三重奏曲

  • アーティスト:オムニバス(クラシック)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: CD
プロコフィエフのフルート・ソナタ op.94 で、フルートはジャン=ピエール・ランパル、ピアノはアルフレード・ホレチェク(NML)。フランス音楽を思わせる洒落た曲。ちょっとプーランクみたい。しかし、終楽章などは紛れもなくプロコフィエフだな。
Prokofiev:Flute, Violin& Cello

Prokofiev:Flute, Violin& Cello

 
モーツァルト交響曲第三十八番 K.504 で、指揮はイルジー・ビエロフラーヴェク、プラハフィルハーモニー管弦楽団NML)。いわゆる「プラハ」。

ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。フレンチクルーラーブレンドコーヒー385円。ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読む。老母から廻してもらった本だが、これはおもしろい。ブレイディみかこさんの息子さんの話で、彼はイギリスの最上級の小学校から、中学校は元底辺校に(敢て)入学するのだが、そこで人種差別、貧困、ヘイトなど、様々な問題に体当たりしていくのが活写されている。ほんとにかしこい子でびっくりするのだが、この母にしてこの子ありという感じか。まだ三分の一くらいしか読んでいないので詳しいことは書かないが、「シンパシー」と「エンパシー」の話は考えさせられた。エンパシーとは「他人の感情や経験などを理解する能力」ということで、その息子さんはテストで「自分で誰かの靴を履いてみること」と書いて満点をもらったそうだ。英語にそういう表現があるらしいが、ぴったりの比喩だと思う。イギリスではこういうことがしっかりと学校で教えられるのも驚くが、対比してみると、日本人にはこのエンパシーが多くの場合欠けているようにわたしは思う。そういう能力の必要性の、自覚すら乏しいのではないか。いや、自分は世間というものを知らないので、まちがっているかも知れないが、ネットでの日本人の分断を見ていると、そんな気に襲われる。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 
イオンモール未来屋書店で、新書本を何冊か買う。ここは新書本に限っては、カルコスに勝るとも劣らないことに気づいた。何故か、ちくま学芸文庫の今月の新刊が入っていたし。BGM はまたショパンだった(気になるようになってしまった)が、さてスケルツォの何番だったかな。