武満浅香『作曲家・武満徹との日々を語る』

曇。

NML で音楽を聴く。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第三番 op.18-3 で、演奏はミロ・クァルテット(NMLCD)。よい。■ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第六番 op.30-1 で、ヴァイオリンはロレンツォ・ガット、ピアノはジュリアン・リベール(NMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十七番 op.31-2 で、ピアノはタマーシュ・エルディ(NMLMP3 DL)。いわゆる「テンペスト」。終楽章がよかった。■コルンゴルト弦楽四重奏曲第三番 op.34 で、演奏はフレッシュ四重奏団(NML)。

String Sextet in D Op 10 / String Quartet 3 in D

String Sextet in D Op 10 / String Quartet 3 in D

ヤナーチェクの「草陰の小径にて」第一集で、ピアノは Jan Bartoš (NMLCD)。ヤナーチェクのよい演奏だな。■ショパンのバラード第一番 op.23 で、ピアノは岩崎洵奈(NMLCD)。日本人ピアニストでもこんな演奏ができる人がふつうに出てくるのだから、時代は変ったよなあ。

珈琲工房ひぐち北一色店。図書館から借りてきた、武満浅香『作曲家・武満徹との日々を語る』読了。小野光子さんの武満の評伝を読んだときも思ったが、本書を読み終えて「ああ、武満さん死んでしまった」と思った。小野さんの評伝にもあったが、武満が亡くなる前々日に東京にめずらしく大雪が降って、武満が病室でひとり NHK-FM の「マタイ受難曲」全曲を聴くというエピソードがある。不思議な話だ。
 小野さんの本もよい本だったし、本書もとてもおもしろい本だった。でも、何を書いたらよいかわからない。本書のインタビュアーは「武満徹全集」を編集された大原哲夫という人である。こういう本を読むと「武満徹全集」が欲しくなるが、ぐっと我慢して NML で済まさないといけないだろうな。だって全部揃えたら 10万円以上するのですよ!

作曲家・武満徹との日々を語る

作曲家・武満徹との日々を語る

 
武満徹の「虹へ向かって、パルマ」で、ギターは佐藤紀雄、オーボエ・ダモーレはジェフリー・クレリン、指揮は岩城宏之メルボルン交響楽団NMLCD)。岩城さんのすばらしい演奏。■武満徹の「雨の樹 素描 II」、「閉じた眼 II」で、ピアノはルーカス・ユイスマン(NML)。
Takemitsu: Complete Works for

Takemitsu: Complete Works for

  • アーティスト:T. Takemitsu
  • 出版社/メーカー: Piano Classics
  • 発売日: 2018/06/22
  • メディア: CD