沖縄家族旅行(第一日)

老父が前から行きたいと言っていた、沖縄への家族旅行である。旅費を低く抑えるため、初めて LCC の格安航空券を使った。わたしは恥ずかしながら、この齢にして最初の沖縄になる。

前日は早く寝て、午前三時半頃に起床。一時間ほど音楽を聴く。五時台にタクシーで名鉄岐阜駅へ。セントレア中部国際空港)への始発に乗る。下は夜明けを迎えた岐阜駅のホーム。

飛行機(スカイマーク551便)は 0915 セントレア発。途中、眼下に奄美大島など見える。1150 定刻那覇国際空港着。レンタカーを借り、まずは那覇市内の「守礼そば」にて沖縄そばを食う。そばというよりは硬めのうどんで、おいしい。わたしは豚の軟骨入りのにした。お昼どきなので島唄のライブをやっていて、わたしでも知っているような唄もあってよかったが、何か皆んな聴いているのかしらという感じでちょっと気の毒な感じもした。まあ勘違いかもしれない。


今回は老父の要望で、慰霊の旅でもある。まずは那覇から南下して、有名な「ひめゆりの塔」へ。

解説は不要であろう。資料館は修学旅行生などでいっぱいだった。確かに若い人たちが戦争の勉強をするのにとてもよいところである。解説には司令官の牛島中将(Wikipedia の「沖縄戦」などではもっぱら賞賛されている)に対して批判的な文章もあって、強く沖縄の真情を感じた。いずれにせよ、いろいろいう人もあるが、日本軍にとっては沖縄は本土のための捨て石であったことは間違いない。そして、「ひめゆりの塔」で慰霊されている女学生たち(医療活動に従事していた)を始め、たくさんの民間人が亡くなったのである。


ひめゆりの塔」から少し先へゆくと、「沖縄平和記念公園」がある。駐車場の近くで、解説付きの電動カートに拾ってもらったが(一人100円)、これがよかった。太平洋戦争の戦没者(民間人、アメリカ兵を含む)の名前を石に刻んだ「平和の礎(いしじ)」はとても有名であると思うが、32府県の独自の慰霊碑があるのは御存知だろうか。下は岐阜県のもの。

カートに乗っけてもらわなかったら、とてもここへは行けなかったことだろう。スタッフのおじいさんが一生懸命解説して下すって、とても興味深かった。また、下は広島と長崎からわけてもらった火を灯す、「平和の火」だそうである。ここからは海もよく見える。

申し訳ないが、資料館には行かなかった。


これで今日の予定は終了。有料道路を使って、一気に恩納村の「ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート」へ。プライベートビーチをもつ巨大なリゾートホテルであるが、我々は朝食のみのプランで別に高額でもなんでもない。夕食は外へ出て、近くの「農園炉端しまぶた屋」へ。楽しく食事。老父が強い泡盛をたくさん飲んで元気だった。