晴。
昨晩は遅くまで起きていたので寝坊。
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第十二番 K.332 で、ピアノはレオン・マッコウリー(NML、CD)。
モスバーガーのドライブスルーにて昼食。
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昼寝。
残暑がきびしい。
夕方、ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルクリームボール+ポン・デ・シュガーボール+ブレンドコーヒー344円。図書館から借りてきた、若松英輔『言葉の羅針盤』読了。あいかわらず若松は高く立派だ。わたしは己の卑小さ、冥さを思い知る。確かに、己を知るということはよいことの筈だ。そして、卑小で冥いわたしも、やはり生きていてよい筈だとも思うのである。皆んなが皆んな、高くて立派であるということはない。いずれにせよ、本書はよい本の筈である。人生に行き詰まったときなど、読むとよいかも知れない。
- 作者: 若松英輔
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2017/08/11
- メディア: 単行本
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■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第四番 op.7 で、ピアノはスティーヴン・コヴァセヴィチ(NML、CD)。ベートーヴェンが好きなわたくし。コヴァセヴィチはすばらしい。ほんとによい演奏。■アントニオ・ソレールのソナタ第二十一番、第八十四番で、ピアノはダヴィデ・カバッシ(NML、CD)。アントニオ・ソレールはもっと聴かれてよいのではないかな。スカルラッティが好きな人には特に。
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■ラフマニノフの練習曲集「音の絵」 op.39 で、ピアノは胡瀞云(フー・チンユー)(NML)。Études-tableaux、むちゃむちゃカッコええやん。満足。しかし、「音の絵」ってなんだろうね。「絵画的練習曲集」みたいな感じ?
Rachmaninoff & J.S. Bach: Piano Works
- アーティスト: Ching-Yun Hu
- 出版社/メーカー: Centaur Records, Inc.
- 発売日: 2019/08/16
- メディア: MP3 ダウンロード
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録画しておいた NHK の「改善か信仰か ~ 激動チベット 3年の記録」を見る。前後編あわせて二時間ほどの大作だった。
非常に悲しいドキュメンタリーだった。中国共産党はチベットを「改善」する。チベットの子供たちからチベット語を奪い、中国語を教える。聖地から仏僧を追い出し、観光地化する。それにしても、まさか高速道路を引き、空港を造り、観光地化するとは、徹底的に考え抜かれている。「鳥葬」まで観光の対象になっているとは。また、ある聖地などは、世界遺産への登録を目指すというのだ。しかし思ったが、日本中をテーマパーク化し、「観光客の哲学」を唱える我々も、同じ穴の貉ではないか。これは必ずしも東浩紀批判ではない(同時に、でもあるが)。東さんは、現代日本(あるいは世界)に「適応」しているだけだともいえる。それにしても、本当に悲しかった。貧困が撲滅され、1000年以上続いた伝統的な生活が破壊されつつあるが、それはまさに我々の既に通ってきた道に他ならない。
わたしは思うが、我々の「内面」までが管理可能な現在、我々の脱出路はその 99.99% までがいまや閉ざされているのである。若い人たち(だけではないが)を見ているとそのことを痛感する。わたしが中沢さんを重要視せざるを得ないのは、一見そのようなことと関係がないようでいて、現在有効かも知れないほとんど唯一の仕事をなさっているからだ。まあそんなことを言っても、伝わらないのはわかっているのだけれど。