松浦寿輝『人外(にんがい)』

曇。
よく寝た。

NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第二番 BWV813 で、ピアノはシェン・ユエン(NMLMP3 DL)。よい。■ラヴェルピアノ三重奏曲イ短調で、演奏はトリオ・ラヴェルNMLCD)。なかなかよかった。

しかしラヴェルはすごい。わたしは精神の器が小さいので、しんどくてしばらくベッドにぶっ倒れていた。

焼きそばを腹いっぱい食った。NHK の「ドキュメント72時間」を見た。

図書館から借りてきた、松浦寿輝『人外(にんがい)』読了。エンタメは中断したあと読み始めるのが難儀だが、なんとか少しづつ物語の中に入っていった。なかなか哀切に満ちた終りだった。いや、「希望に満ちた」なのかも知れない。背景世界の謎はなんとなくはわかるが、最終的に明らかにはならなかった。まずは、高級エンタメとして充分の出来だろう。マンガやアニメにしてもよいだろうし、それらとの親和性は高い。人気が出るかも知れない。しかし、結局あの松浦寿輝でもこんなものなのか、高級とはいえ、所詮エンタメかという感じも残る。エラそうで、ないものねだりで御免なさい。

人外

人外

 
カルコスへ行こうとウチを出たら、突然バケツをひっくり返したような雨に。さすがに途中で引き返してきた(笑)。

野呂邦暢の随筆集を読む。みすず書房から出ている、大部のものである。第二巻の真ん中あたり、野呂が亡くなるまでを読んだ。あとは続きものが残っている。解説は岡崎武志さんで、少し読んでみたが、もったいないので本書を読み終えてから読もうと思う。解題を読むと、野呂は最後の二年間に膨大な量を書いているとのこと。文名が上がったからだろうし、また野呂は注文はすべて引き受けるのがプロという考えの持ち主だったそうである。それにしても早死で、確かに生き急いだ感じもする。しかし野呂の文章を自分の血肉にした文筆家もいまではちらほらいて、死後深く読まれる作家になった。小説ももう少し読んでみたいのだが、しかし全八巻の「小説集成」は市の図書館にも県の図書館にもない。


zenkoh.hatenablog.comあら、知らぬ間に善行堂さんのブログがはてなブログになって再開されていた。たぶんリダイレクトの設定をしておられなくて気づかなかったのだな。okatake さんも戻ってくるとよいのになあ。
 
忘れていた。昨日の写真。
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わたしのプランターの初物。家の前に畑があるのだけれど、そこは老父の領分なので、わたしはプランターで遊んでいる。といってもミニトマトは手間がほとんどかからないので、じつは何もしていないも同然。乾燥しているときに水をやったりとか、茎を支柱に結びつけてやるとか。最近はちょっと病気が出てきたので、黄色くなった枝や葉を除いてやるかな。
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庭の好きな色のアジサイ

バルトークのピアノ・ソナタで、ピアノはクレール=マリー・ル・ゲ(NMLCD)。