こともなし

晴。
昨日、浅井健一『プログラミングの基礎』という本を読んでいて、この本は OCaml を題材に取って書かれているのだが、やはり Ruby にもパターンマッチは欲しいなと思った。幸い、Ruby 2.7 ではパターンマッチが入る予定で、非常に楽しみである(既に trunk では実際に試すことができる)。コンカレンシーの導入も早く見たい。

NML で音楽を聴く。■モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第二十番 K.303 で、ヴァイオリンはグナール・レツボール、チェンバロはエーリヒ・トラクスラー(NMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十三番 op.57 で、ピアノは園田高弘NML)。いわゆる「熱情」ソナタ。これほどの演奏は滅多にあるものではない。さても、どうしようもないのだが、園田高弘を無視し、あるいは理解しなかったすべての音楽評論家という連中を糾弾したい気持ちでいっぱい。あくまでも管見によればだが、園田に関しては見当違いの評以外見たことがない。

 
図書館。
コメダ珈琲店各務原那加住吉店にて昼食。

お風呂の時間までずっとごろごろぼーっとしていた。

シューマンの「幻想曲」 op.17 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテルNML)。もう何度聴いたかわからない演奏であるが、それでも聴くたびに新しい。まったく誇張のない、繊細でほとんど静謐ともいえるそれだということに気づかされる。リヒテルの感情の奥というのは、どこまで続いているものなのであろうか。それにしても、自分が度し難いロマン派だということを痛感する。

Fant/Papillons/Faschingsschwan

Fant/Papillons/Faschingsschwan

ベートーヴェン弦楽四重奏曲第八番 op.59-2 で、演奏はグァルネリ四重奏曲(NML)。
Streichquartette -Cr-

Streichquartette -Cr-

武満徹の「遠い呼び声の彼方へ!」、「鳥は星形の庭に降りる」で、指揮は岩城宏之メルボルン交響楽団NMLCD)。岩城さんとメルボルン響の演奏はすばらしいの一言。このディスクはまた聴くかもしれないな。こういうよい演奏で聴くと、武満がベートーヴェンと同じく、「無限」とでもいうべきものに接続していたことがはっきりとわかる。武満とベートーヴェンは、共に自然を深く愛したという共通点があるのだ。これには意味がある、まちがいなく。

さて、充分クソマジメなことは本日書いたので、あとは寝るまで何か下らんことをしよう。