こともなし

曇。

NML で音楽を聴く。■ベートーヴェン交響曲第一番 op.21 で、指揮はユッカ=ペッカ・サラステ、ケルン西ドイツ放送交響楽団NMLCD)。軽くつるつると流れていく演奏であるが、悪くはない。ベートーヴェンなんだから、もっと力を込めてとは思わないでもないけれど、そんな力の入ったベートーヴェンなどもう古いのかも知れない。いずれにせよ、わたしがベートーヴェンを好むことに変わりはないようだ。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第八番 K.310 で、ピアノはラルス・フォークトNML)。カーオーディオでピリスの演奏を聴いていて、ちょっと他の演奏で聴いてみたくなったので、適当に NML のいちばん最近のものを聴いてみた。フォークトとは知らないピアニストである。どこか「作りもの」のある演奏で、こういうそれでこの曲の本当のところを表現するのはむずかしい。ピリスや内田光子ですら不満があるのだ、なかなか容易ではないのである。この曲の演奏で僕がいちばん惹かれるのは、クラウディオ・アラウのそれで、さすがにアラウというものだった。この曲がそこから発出してくる「死」あるいは「虚無」の領域を感じさせるのは、とてもむずかしい。いうまでもなく、モーツァルトシューベルトと共に、もっとも「死」に近い音楽家である。といろいろ書いたが、この演奏もとりあえずは通して聴けたので、それなりのよさはあるのだろうとも思う。

Piano Sonatas

Piano Sonatas

検索してみたところ、フォークトという人はかなりメジャーなピアニストのようだ。EMI からも CD が出ているようである。わたしは何にも知らないな。ま、しかし、この演奏に関してはさほどとも思えない。■ヤナーチェク弦楽四重奏曲第一番「クロイツェル・ソナタ」で、演奏はベルチャ弦楽四重奏団NMLCD)。■スカルラッティソナタ K.492, K.3, K.32, K.33, K.208, K.209 で、ピアノはマイケル・レヴィン(NML)。エイラム・ケシェトというピアニストの「スカルラッティ ソナタ全集22」(Naxos)というのがなかなかよかったので、他のも聴こうと思って調べてみたら、このディスクしかない。あれ?ヘンだなとレーベルのところで見てみたら、なんとこのソナタ全集、一枚ごとにちがうピアニストで録音されているのだった。たぶん、無名の若手にでも弾かせているのか知らん。よいのがあったら聴こうと「全集2」を聴いてみたら、これは相当によい。ピアニストはマイケル・レヴィンですか。知らないなあ。
Complete Keyboard Sonatas 2

Complete Keyboard Sonatas 2

 
モスバーガーのドライブスルーにて昼食。
帰ってくるときにバケツをひっくり返したような雨になる。


はてなダイアリーからはてなブログへの自動インポートが一気に進んでいる印象だ。自分の「アンテナ」に登録しているダイアリーが、だいぶはてなブログになっている。例えば okatake さんの日記もそうなりました。
https://okatake.hatenadiary.org/
自動インポートだとドメイン名が「.hatenadiary.org」になるのか。例えばこのブログは「.hatenablog.com」ですね。