日曜日。晴。
NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第二番 BWV1003 で、バロック・ヴァイオリンはジョン・ホロウェイ(NML、CD)。うん、これはよいな。これだけ弾けるなら、この曲集はモダン・ヴァイオリンよりも古楽器の方が向いているかも知れない。なにより、これなら音が多く重ねられる。■ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第六番 op.18-6 で、演奏はクァルテット・エクセルシオ(NML、CD)。■ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.78 で、ヴァイオリンはエルマー・オリヴェイラ、ピアノはホルヘ・フェデリコ・オソリオ(NML)。端正な演奏。オリヴィエラという人は全然知らないが、そこそこ知られたヴァイオリニストらしく、アメリカ人ヴァイオリニストで最初のチャイコフスキー・コンクール優勝者(1978年)だという。
- アーティスト:J. Brahms
- 出版社/メーカー: Artek
- 発売日: 2003/05/27
- メディア: CD
毎年恒例ながら。春が近づいて参りました。
いい天気なので、イオンモールまで歩きました。代わり映えしない写真ですが。
ミスタードーナツ イオンモール各務原店。ブレンドコーヒー270円。日曜日なのでフードコートはひどい混雑。一時間田舎の道を歩いてきて、きらびやかで賑やかなイオンモール内に入ると頭がくらくらする。外は風は少し冷たくしかしおだやかによく晴れているのであるが、イオンモール内は生暖かい室温で、カフェのであろう甘い匂いが少し立ち籠めている。そしてフロアからして驚くような雑踏であり、どこからこんなに人が湧いてきたのかと思う(自分もそのひとりなわけだが)。
ファーイ・ミクローシュという人の『コチシュ・ゾルターン』という本を読む。2016年に亡くなったハンガリーのピアニスト、コチシュ・ゾルターンの評伝のようなものかと思って読み始めたら、(たぶん)2003年の一年間、著者(ハンガリーの新聞社の音楽担当者であるらしい)がコチシュに張り付き、コチシュの代わりに日記を書く(?)という本で、半分文学作品に近いものである。もちろんコチシュは承知の上のことである。全体の三分の一ほど読んだが、この頃コチシュはピアノをあまり弾いておらず、もっぱら指揮の話であって拍子抜けした。当然のことながらバルトーク(もちろん偉大なハンガリー人)の話題が多く、結構専門的な話もたくさんあって、このあたりは音楽をきちんと学んだ人しか理解できまい。なのでわたしも限界を感ずる。コチシュのプライベートな話も少なくないが、そのあたりはわたしはあまり関心がない(コチシュの子供が生まれる話だとか、離婚した元妻の話とか)。ちょっと面食らいつつ読んでいる。
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図書館から借りてきた、井筒俊彦英文著作翻訳コレクション『老子道徳経』読了。古勝隆一訳。井筒による「老子」の英訳のさらに邦訳である。以前読んだ現代語訳とは全然ちがう。「道徳経」というのは「道徳」なのではなくて、「道」と「徳」なのだな。それだからこそ「道徳」なのでもあろうが。読み終えてみて本書が手元に欲しくなったところであるが、まあ読みたくなったらまた借りるかな。なお、訳者解説はなかなか読み応えがあった。優れた学者ってのはいまでも居るものなのだな。
やはり古典はおもしろいことを確認。あまり古典を読まないようになってしまったが、やはり読まないとね。まだまだ読みたい古典はたくさんある。この「井筒俊彦英文著作翻訳コレクション」も全部読みたい。いま、どれくらい刊行されているのだろう。完結はしたのかな?