こともなし

雨。

昨晩はだらだらと iPad mini でネットを見ていて、明け方に至ってしまった。何ということもない、Ruby 関連のキーワードで適当に Google 検索して、読んでいたのだ。まつもとさんはわたしより少し年上で、笹田さんはだいぶ若いが、おっさんのヒーローなのである。私見によれば、Ruby は言語仕様としてはほぼ完成されていて、まつもとさんも既に基本的に満足ということである。なので、あとは後方互換性を保ちつつ、新しい時代に対応していこうということだ。OSS はサメのようなもので、泳ぎ続けていないと死んでしまうというのはまつもとさんの持論である。そのための「目標」として、Ruby 2.0 からの 3倍の高速化、マルチコアに対応した並列プログラミング、型の静的解析の三つが挙げられているけれど、自分は個人で遊んでいるだけなので、型の静的解析はあまり必要としない。むしろ型の記述をもたない Ruby が好きである。また、Ruby が速くなって文句をいう人はいないが、これも自分はさほど必要性を感じない。毎年のリリースでその都度確実に速くなっているし、既に Python よりも速いことはよく知られているだろう。もちろん JITコンパイラには期待するけれども。
 しかし、Ruby での並列プログラミングは、遊びとしてすごく楽しみだ。それを担当しているのが笹田さんであり、Guild というプロジェクトが動いていて、笹田さんは慎重にあまり語らないが、既にプロトタイプは出来ている模様である。いろいろ検索して探ってみるのが楽しくて仕方がなく、同じ記事を何度でも見たりしている。まだ今年のクリスマスのリリースには入らないようだが、いや、いつ出るのでしょうねえ。笹田さんは若いがとてつもなく優秀な方で、現在の RubyVM を実装して根本的な高速化を成し遂げたり、Ruby 独特の Enumerator の実装に使う Fiber も実装されている。すげーよね。それに、まつもとさんが不思議な方であることはよく知られているけれども、笹田さんもまた不思議なひとだ。Ruby コミッターの方々は個性的な人が多くて愉快だが、笹田さんは特に奥が深い感じ。まつもとさんも笹田さんも端的にいっていいひとだしね。

つーわけでということもないが、半日プログラミングをしておりました。何だかどハマりして半日もかかってしまったのであるが、結局最初に考えていた方法でよかったのだ。最初からじっくり考え直してみたらするするとできた。
obelisk.hatenablog.com
 

深夜まで AOL(AIZU ONLINE JUDGE)をやっていた。AOL はひさしぶり。
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