こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第一番 BWV1002 で、ヴァイオリンはジュリアーノ・カルミニョーラNMLCD)。■ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十二番 op.133 で、演奏はボロディン四重奏団(NMLCD)。■ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991)のフルート、オーボエクラリネットバスーンチェンバロのための組曲で、フルートはブライアン・ルース、他(NML)。初めて聴く作曲家である。ちょっとリゲティっぽい感じかな。何となく汚くて不愉快に感じるところがおもしろい。どこか変った感性だと思う。なお、日本語の検索ではまったく引っかかってこない。英語版 Wikipedia参照)には(さすがに)かなり詳しい記載がある。

Winterberg: Chamber Music, Vol. 1

Winterberg: Chamber Music, Vol. 1

■トーマス・ラルヒャーの弦楽四重奏曲第三番「マッドハレス」で、演奏はディオティマ弦楽四重奏団NMLCD)。ラルヒャー、なかなかよいな。気持ちよいまでのモダニズムだ。NML であと二枚聴けるので、聴いてみたい。


ピリピリに辛い大根おろしと抜き菜の味噌汁がうますぎるな。

ハイドン弦楽四重奏曲第三十六番 Hob.III:44 で、演奏はアマティ四重奏団(NML)。

Complete Stringquartets op. 50

Complete Stringquartets op. 50

■ケイト・ムーア(1979-)の「スピン・バード」、「海の貝殻の物語(ピアノ版)」で、ピアノはサスキア・ランクホールンNML)。クラシック音楽というよりは、ジャズとかイージー・リスニングという感じ。もちろん何でもよいのだけれど。
Kate Moore: Dances And Canons

Kate Moore: Dances And Canons

モーツァルトの弦楽五重奏曲第四番 K.516 で、ヴィオラはハラルド・シェーネヴェーク、クレンケ四重奏団(NML)。これはよい演奏。
Die Streichquintette

Die Streichquintette

 
昼過ぎ、曇る。
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。ホット・セイボリーパイ フランクフルト+ブレンドコーヒー486円。僕の大好きな野蛮人・伊藤比呂美さんを読む。父親を亡くしたのも読んだし、犬を亡くしたのも読んだが、今度は旦那さんを亡くす。伊藤比呂美さんは本当に生きているなあ。これこそ生きているという感じ。生きている限りは、死というものから逃れられないのだ。陳腐だが、それこそが生なのである。旦那さんが亡くなったあと、葬儀屋がベッドの上に置いていった赤いバラは、いかにもなのだけれど思わず胸にきた。しかし、老いと死に満ちた本なのに、思わず笑わされてしまうところがあるのが唯物論的なのではあるまいか。リアルには笑いが宿るのだ。

寝る前にも伊藤比呂美さんを読む。