雨。
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのセレナード第十三番 K.525 で、指揮はニコラウス・アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(NML、CD)。いわゆる「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。■ストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」で、指揮はベルナルト・ハイティンク、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML、CD)。うーん、通俗だな。まあ通俗でもいいのだけれど。■ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第十番 op.118 で、演奏はボロディン四重奏団(NML、CD)。傑作。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の中で、第三番、第八番とともに自分のもっとも好きな曲のひとつだ。ベートーヴェンの傑作たちの間に置いても、おさおさ聴き劣りするものではあるまい。■バッハのトリオ・ソナタ第一番 BWV525 で、オルガンは椎名雄一郎(NML)。
J. S. バッハ 6つのトリオ・ソナタ集 〜スイス・ポラントリュイのアーレント・オルガン IV〜
- アーティスト: 椎名雄一郎,ヨハン・セバスチャン・バッハ,椎名雄一郎(オルガン)
- 出版社/メーカー: ALM RECORDS
- 発売日: 2016/05/07
- メディア: CD
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- アーティスト: Thomas Larcher
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イオンまで散歩してきた。ちょうど一時間くらい。
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。セイボリーサンド・ドーナツ ハムタマゴ+アイスコーヒー442円。日高敏隆先生を読む。
バスで帰ってきました。歩いている途中で曇ってしまったな。
図書館から借りてきた、『長谷川四郎集』読了。影書房というところから出ている「戦後文学エッセイ選」というものの第二巻である。文庫本の人であるわたくしはあまり文庫本になっていない(と思われる)長谷川四郎は少ししか読んだことがないが、本書を読んでみると何と好ましい文学者かと思われる。もっとも、この齢まで「人生経験」というものをしてこなかったわたくしに長谷川四郎がわかるとも思えないのであるが。長谷川四郎は透徹した眼をもっていて何でもわかってしまうひとであったが、そういうひとは必然的に深い絶望を抱くことになるのだけれども、それでいて生きる態度がオプティミスティックであり、凄惨な体験をしているのに素直な前向きさをもっているのがすばらしい。含蓄のある複雑な散文を書かれるけれど、消しきれない無垢さのようなものが透けて見える。本書には冒頭に著者の肖像写真が収録されているが、クセがありそうであるけれども、透明さのようなものも感じずにはいない。いや、幼稚なことを書いてしまって、これ以上は口を噤んだ方がよさそうだ。図書館でもっと読めないか、検索してみよう。
長谷川四郎集―戦後文学エッセイ選〈2〉 (戦後文学エッセイ選 (2))
- 作者: 長谷川四郎
- 出版社/メーカー: 影書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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