日曜日。曇。
午前中はずっと睡眠の後始末。
ウチのお隣がまさしく「老老介護」なのだが、先ほどお隣のおばあさんが、ウチの老母に助けを求めにきた。たまたま老母がいなくて自分が行ったのだが、詳しくは書かないけれど、おじいさんが床に座り込んでしまうと自力で立てず、おばあさんもようやく杖をついてよちよち歩けるという状態で、自分がおじいさんを椅子に座らせてあげたのだった。先日は同じことをウチの老父が助けてあげたそうであるが(今日は老父も外出していた)、まったく齢をとるというのは大変なことである。お隣さんのことであるから、当分何かあったら見てあげる必要があるだろう。
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昼から雨。
NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第三番 BWV814 で、ピアノは岡田美和(NML、CD)。すごい演奏でも何でもないのだが、よほど自分に合っているのだろうな。こういう演奏でイギリス組曲もあるといいのだけれど。■バッハの半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 で、ピアノは園田高弘(NML、CD)。この曲はかつてはよく演奏されたがいまではあまり弾かれず、グールドなんかは嫌っていたと思う(そのためか、彼はフーガの部分を録音していない)。自分は、セルゲイ・エデルマンの録音などが記憶に残っている。園田はこの曲を得意にしている感じで、堂々たる立派な演奏になっている。■メンデルスゾーンの交響曲第四番 op.90 で、指揮はフランス・ブリュッヘン、18世紀オーケストラ(NML)。いわゆる「イタリア」交響曲。ロマン派の交響曲を古楽オーケストラで演奏するというのはどうかと思われる向きもあるだろうが、自分にはまったく違和感がないどころか、強い説得力を感じた。これはブリュッヘンの古典主義的なアプローチのおかげもあるかも知れない。いずれにせよブリュッヘンは自分のもっとも好きな指揮者のひとりであり、まさに「古典派」、オーソドキシーである。ここでも、すばらしいというも愚かだ。生命力に満ち溢れている。Decca はブリュッヘンをどんどん NML に入れてくれて、ありがとうといいたい。
- アーティスト: Schubert,Brueggen
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1991/10/11
- メディア: CD
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澁澤龍彦を読んで寝る。