こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■モーツァルトのセレナード第十一番 K.375 で、演奏はヨーロッパ室内管弦楽団ウィンド・ソロイスツ(NMLCD)。こういう気楽な曲はモーツァルトがいちばんだな。慰められる。いったいどこまで射程があるのであろうか。■メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第二番 op.58 で、チェロはリン・ハレル、ピアノはブルーノ・カニーノ(NMLCD)。いい曲だな。
 
みっくちゅじゅーちゅを飲むわたくし。

どうでもいいが、Wikipedia に項目があるという(笑)。

自分の Linux Mint でいちばん困るのは、Google Chromeデベロッパーツールを使うとメモリリークすること。デベロッパーツールはかなりよく使うので、使ったあとはシステムモニターでプロセスを殺しているのだが(Chrome を終了してもなぜかプロセスが残る)、いちいち面倒くさい。でもこれ、検索しても同じ事例が見つからないので、自分の Mint 特有なのかも知れない。なので、デベロッパーツールはサブ機で使うことが多くなった。

■ディーリアスの「小管弦楽のための2つの小品 - 第一番 春を告げるかっこうを聞いて」、「夜明け前の歌」、組曲「フロリダ」から第一曲「踊り」で、指揮はトーマス・ビーチャム、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団NML)。こちたいことを言う気になれない曲たち。よいな。

Frederick Delius Favourites

Frederick Delius Favourites

  • アーティスト: Sir Thomas Beecham & Royal Philharmonic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Musical Concepts
  • 発売日: 2018/08/31
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
■石井眞木の「アフォリスメン」で、演奏はオニキス・アンサンブル(NML)。
Hard Core-boulez, 石井眞木, E.carter: Onix Ensemble

Hard Core-boulez, 石井眞木, E.carter: Onix Ensemble

 
県図書館。

ショパンのバラード第一番 op.23 で、ピアノは宮谷理香NML)。この曲が聴きたかったのだけれど、「この曲はいい曲だな」と思わせるのに何かが足りないように思う。それに、全体構造はよいので、あとはもっと瞬間に気持ちを込めて欲しいとかいう感じ。ちょっと音楽評論家してみました。まあ「大家」とか「天才」とかいう人たちの録音がたくさん残っている曲なので、比較しちゃいけないのだけれどね。

音楽の玉手箱 Vol.1 ? カンタービレ ?

音楽の玉手箱 Vol.1 ? カンタービレ ?

この人全然知らないのだけれど、たくさん CD が出ているのだな。へーという感じ。(追記。このアルバムは「ピアノ名曲集」みたいなそれなのですね。これはこれで楽しいけれどな。つまみ喰いしかしていないけれど、音楽として高級なのはやはりドビュッシーですね。これ子供の演奏とかでよく弾かれるのだが、充分に弾くのはプロでも簡単でない。あと、「エリーゼのために」ってこんな曲だったのか笑。)■ブーレーズの「ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)」で、演奏はオニキス・アンサンブル(NML)。ブーレーズの美しき音響世界。でもやはりブーレーズなので、しんどいですね。


ゼーバルトを読む。いま何を読んでも活字から立ち上がってくる意味が希薄なのであるが、ゼーバルトが「時の経過に耐えた」といっている詩人エルンスト・ヘルベックについての文章はおもしろかった。エルンスト・ヘルベックは「詩人」といってよいのか、統合失調症患者であるが、その「詩」は翻訳でもわたしにも驚きを与えた。もちろんここでは断片的に少しだけ引用されているだけなので、もっと読んでみたいのだが、おそらく日本語訳などはないと思われる。ゼーバルト自身、統合失調症関係の書物の中で読んだそうであるから。僕は正直言ってゼーバルトがあんまり好きでないけれども、この人の無意識にはバカにはできないものを感じる。この人の「意識」は、真摯ではあるのだろうが結構いやらしい。