「発掘された日本列島2018」を見に行く

昧爽起床。

NML で音楽を聴く。■バッハの「イエス、わが喜び」 BWV227 で、指揮はハワード・アーマン、バイエルン放送合唱団(NMLCD)。■バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト短調 BWV1029 で、ヴィオラ・ダ・ガンバは市瀬礼子、チェンバロ武久源造NMLCD)。いい曲だな。演奏もレヴェルが高くてよい。■ハイドン交響曲第九十二番 Hob.I:92 で、指揮はフランス・ブリュッヘン18世紀オーケストラNMLCD)。■シュニトケピアノ五重奏曲で、ピアノはアレクセイ・リュビモフ、ケラー四重奏団(NML)。シリアスで暗鬱で、自分の好みのタイプの曲である。このアルバムはこれとショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十五番とのカップリングなのであるが、この曲はおそらくショスタコーヴィチを意識しているのであろう。ショスタコーヴィチからもう少し不協和音を強めたような部分がたくさんある。しかし、ECM のディスクはクラシック音楽でも独特の美意識を感じさせるような気がするな。おもしろいレーベルだ。

Lento

Lento

シューマンの「交響的練習曲」 op.13 で、ピアノは園田高弘NML)。どうも園田高弘は自分には特別なピアニストになりつつあるのを感じるな。この演奏も、終って盛大な拍手がなされるのを聴いて、思わず胸が熱くなってしまった。園田は楷書のひとであり、まず崩した演奏をしない。そこのところが時には「生真面目だ」とか、「堅苦しい」ともされる所以であろうが、音楽家たるもの、これが王道なのである。日本人音楽家は楷書のひとが多いという印象であり、そこが自分の好むところでもあるが、それゆえ園田が「日本を代表するピアニスト」と呼ばれるのはまったくそれにふさわしいのだ。この曲はわたしが「自分のために書かれた」ように感じる少数の曲のひとつであるが、園田の演奏は申し分ない。音楽そのものを感じさせる、エクスタシーにも満ちた名演であるといって差し支えないと思う。
70歳記念リサイタル

70歳記念リサイタル

好天。昨日行くつもりだった、岐阜公園岐阜市歴史博物館でやっている「発掘された日本列島2018」を家族で見に行く。この「発掘された日本列島」は我々は好きで、これまでもいろいろなところで見てきた。一年間、日本列島で発掘された埋蔵物から、目ぼしいものを解説付きで展示してくれるものである。詳しいことは書かないけれど、今回のもおもしろかった。まあ今日は月曜日でしかも午前中のせいか、ほとんど来ている人がいなかったため、我々の貸切状態でした。旧石器時代の出土品があるのに驚く。縄文中期の遺跡では、犬が丁寧に埋葬されていて、飼い主の気持ちが推し量られた。犬は昔から人間のパートナーだったのだなと思う。あとは、どう見ても「乾杯」しているとしか見えない埴輪。
おもしろいですね。適当に常設展示なども見る。いい天気で、岐阜公園からは岐阜城がきれいに見えました。

帰りに珈琲工房ひぐち北一色店にて昼食。オムカレーセット900円。定番のオムカレーに、いつもおいしいコーヒー。