こともなし

晴。引き続き涼しい。秋の高気圧が日本を覆っているのだと。

このところ自分にちょっと嫌気がさしていて、で何となく昨日澁澤龍彦を読んで寝たのだが、その mundus imaginalis の豊かさにあらためて感じ入った。いまやどうも澁澤龍彦=幼稚みたいに思われていて、侮られているのは承知しているが、わたしの心は澁澤に比べて遥かに貧しいのだから仕方がない。いや、皆さんの心もまた澁澤よりも貧しいのではないかと勝手に思っているのだが、すみませんね(いや、お前だけだろうって?笑)。さて、モーリス・セーヴって日本語で読めるのかしら。サドも読み返してみるかな。

鳥が飛び、魚が泳ぐ世界。

NML で音楽を聴く。■バードのパヴァーンとガリアード第一番、ラヴォルタ第二番、パヴァーンとガリアード 変ロ長調、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ト長調(ムジカ・ブリタニカ第28巻第64番)」、グラウンド ハ長調、ロウランド 「ウィロビー卿のご帰還」(フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックより)、ファンタジア イ短調(ムジカ・ブリタニカ第27巻第13番)で、チェンバログスタフ・レオンハルトNMLCD)。何となく中世の雰囲気だな。なかなかよい。落ち着く。■フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」で、ピアノはホルヘ・ボレットNML)。すばらしい曲であり、演奏だな。ボレットは好きなピアニストだと言わざるを得ない。

フランク:ピアノ作品集

フランク:ピアノ作品集

ショパンの二十四の前奏曲 op.28 で、ピアノはラファウ・ブレハッチNML)。こういうのが好きな人、多いのだろうなあ。
ショパン:前奏曲集

ショパン:前奏曲集

ショーソン交響曲 op.20 で、指揮はルイ・ラングレー、リエージュフィルハーモニー管弦楽団NML)。すばらしい曲。まだこんな名曲を聴いていなかったということがあるものだな。「詩曲」も名曲だし、ショーソンはもっと聴いてみないといけない。指揮者もオケもまったく知らないが、少なくともここでは見事なものである。蕩けるような演奏。
Chausson/Franck : Les Symphonies

Chausson/Franck : Les Symphonies

 

Rubyアルゴリズム・パズルを解いていたのだが、考えた解法がすべての条件を尽くしておらず、まちがった答えしかでない(その解法内ではうまくコーディングできたのだが)。結局このアルゴリズムでは無理なことがわかって、断念する。いちおう別の解法も考えついたのだが、もういいかげん丑三つ刻を回ったのでまた今度にする。