中岡成文『増補 ハーバーマス』

曇。

NML で音楽を聴く。■ショパンの四つのマズルカ op.17、四つのマズルカ op.24 で、ピアノはニキタ・マガロフNMLCD)。■モーツァルト交響曲第三十三番 K.319 で、指揮はクラウディオ・アバドNMLCD)。やっぱり僕はアバドが好きだね。

通院治療。今日は診察もあったが、思ったより早く済んだ。二時間半くらいかな。
激痛緩和の薬を処方してもらう。これで少しはラクにならないか。


NML で音楽を聴く。■ショパンのワルツ op.64-1, op.64-3, op.69-1, op.70-2, op.70-3, op.18 で、ピアノはホルヘ・ボレットNML)。ショパンのワルツが好きなんて奴はクラシック音楽がわかっていないと断言してよいが、僕は結構好きなのですねー。アラウの全曲録音など、一時期車の中でよく聴いていた。どうも、シブいおじいさんの演奏とかがおしゃれな傾向があるようで、これも「ボレットがショパンのワルツ?」と思ったのだが、洒落てるなあ。しかし聴いた人はわかるだろうが、これここまでやっていいのですかねえ。ちょっとショパンをリスペクトした上での…ではないような気もする。僕はそこはあんまり合わなかったですね。

ショパン:ゴドフスキー版練習曲

ショパン:ゴドフスキー版練習曲

NML で音楽を聴く。■シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」op.6 で、ピアノは浜口奈々(NML)。うーん。魅力的な箇所はところどころ少なくない。けれども、全体として見ると明らかに水準以下の演奏と言わざるを得ない。まず聴き始めてすぐに気がつくのは、響きが痩せているということである。自分はピアノ奏法について無知だが、ペダルの使い方の問題なのか、それとも録音場所の残響に拠るものなのか。それから、この曲は題名からしてわかるように、シューマンの音楽理念を示す「フロレスタンとオイゼビウス」の対立がもっともはっきりと現れている曲のひとつであるが、この演奏ではそこへの配慮がいかにも乏しい。特にフロレスタン的な迫力が足りなく、第13曲などには失望を禁じ得ない。ピアノの色彩感もなく、べったりとしたモノトーンである。ってひどいことを書いたが、そもそもこの曲はむずかしいのであって、一見地味でありそれほど人気のある曲ではないけれども、内容は豊かで自分も(まあ個人的にですが)偏愛する曲であり、またポリーニペライアといった実力者たちがすばらしい録音を残していて、どうしてもこれらと比べられてしまうのである。ル・サージュの録音などが現代的な水準であろうが、到底これに及ばないのだ。しかしこれは、プロデューサーが悪いとも言えるだろう。日本人ピアニストが録音を残すというのは、なかなか機会が少ないのではないかと思うが、よくわかっていて録音させるべきだったとも思う(カスが、大きなお世話だといわれるであろうが)。自分は NML でこうやって聴いたが、もし CD を買っていたらこのピアニストの演奏は二度と聴くまいと思うかも知れない。むずかしいものだな。ごめんなさい、ひどいこと書いて。もう一曲の方もそのうち聴いて、今度はいいことを書きたいと思う。

シューマン:ピアノ・ソナタ

シューマン:ピアノ・ソナタ

 

中岡成文『増補 ハーバーマス』読了。

 

 
blogos.comもう田中秀臣先生とか、リフレ派は飽きたけれども、やっぱり正しい意見は支持しておく。日本にもあまり興味はないけれど、まだまだまともな人はいるので。繰り返すけれど、田中秀臣とか高橋洋一とか上念司とか、あいかわらず正しいことを言っているが、もう飽きました。俺ってカスだから。
まあ森永氏は敢てこんな言い方をしているのだろうけれどな。もうさ、安倍首相以外にリフレ政策を採る政治家、いいかげんにいないの? ちょっとは勉強しろよ、ホント。もう知らんけど。
それにしても、我ながら「正義の味方」すると寿命が縮むな。あーあ。

しかし、何で財務省は日本を滅ぼしたいのだろうな。国が滅びて財務省が残るというのが彼ら彼女らには最高なのだ。よくわからんね。何でそういう心性になるのだ?
そういや(どうでもいいが)今日の NHK の番組宣伝で「悲劇の宰相 近衛文麿」って言っていたけれど、NHK は何を考えているのかね。日本史を知らないのか? 近衛文麿の優柔不断ぶりが日本を最悪の道に追いやったのだぞ。その果てに自殺。最後まで見苦しかった。まあ「悲劇」といえばそうなのだが、誰にとっての悲劇なのかね。