晴。
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十四番 op.27-2 で、ピアノはマレイ・ペライア(NML、CD)。現代最良のベートーヴェンだと思う。なのに心が 1mm も動かないのはどうしようもない。これはこちらがおかしいのだと思う。■バッハのパルティータ第六番 BWV830 で、ピアノはシュ・シャオメイ(NML、CD)。このピアニストはバッハを得意としているようだな。バッハの弾けるピアニストは少ないので、うれしいことである。このような好ましいバッハはなかなかない。■ドビュッシーの「夜想曲」で、指揮はジャン・マルティノン(NML、CD)。
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通院治療。副作用がひどくて気力が湧いてこない模様。あともう少しであるな。こればっかりは何もしてやれない。
このところ少しコードが書けるようになってきたのを自慢したい自分に気づいて、イヤになってコーディングを一時お休みにしている。自分はそんなためにコーディングをしているのではない。ある程度コーディングを忘れてからまた始めよう。
自分にはさほど関係のないことながら、池内恵氏のサウジアラビアに関する論文がおもしろかった。へー、そんなことになっているのかという、まあ興味本位ですが。
- 池内恵「ムハンマド皇太子と『1979年以前のサウジアラビア』」『中東協力センターニュース』2018年4月号, 28 −41頁
- URL: https://www.movebook.jp/jccme/pdf/201804_CenterNews.pdf
まさしく反吐を吐くためにツイッターを見ているのだけれど、ツイッターをやっている人は多かれ少なかれ皆んなキモいね。例外はない。そして、いまの世の中ではキモくないと生きていけないのだなあと思い始めている。もうネットやめるかなあ。いやまあ、やめないだろうけれどなあ。自分もキモくなる他なさそうだなあ。というか既にキモいのかも。まあどうでもいいのだが、とにかくホントお前ら皆んなキモいよ。生きているってつらいな。
明日図書館に返さないといけないということで、母から廻してもらった庄野潤三の小説撰集を読み始めたが、とても自分には読めないと挫折した。そして思い知らされた。子供をもったことのない人間は信用できないという言葉を。わたくしには妻も子供もいない。それは、自分がそれだけで欠陥をもっているということである。別にわたくしは結婚したくないわけでなかったが、いろいろな事情でこれまで結婚するということがなかった。そしてこれからも恐らくないだろう。当然、子供をもつということもあるまい。自分にはそれは非常に残念なことであるが、どうしようもないことである。哀しい哉。
- 作者: 庄野潤三,岡崎武志
- 出版社/メーカー: 夏葉社
- 発売日: 2014/07/25
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図書館から借りてきた、後藤正治『清冽 詩人茨木のり子の肖像』読了。読み終えてみて、不満が大きい。いちばん不満なのは、文章が三流であり、また余計な文学臭に満ちているからである。私は文学なぞどうでもいいのである。まあしかし、そんな不満はあるが、それもどうでもいいと言えるだろう。本書を読み終えて自分が茨木のり子の詩をより深く感受できるようになったとは到底思えないが、おもしろいところもあった。ひとつは茨木のり子が 50 を過ぎてから韓国語を学んだ話と、それから茨木のり子と交流の深かった石垣りんが、晩年認知症の症状を見せていたということである。石垣りんの生涯は一見何もなかったようで、激烈なものだったなと感銘を受けた。あとは、私は茨木のり子の残したものだけで充分である。仮に茨木のり子の生涯で自分に知りたいことがあるとすれば、詩人の深く愛したその伴侶についてであったが、本書の記述ははなはだもの足りない。しかし、それもまあいいのだ。自分はもう一度、彼女の残したものにだけ帰っていきたい気持ちである。
- 作者: 後藤正治
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
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