こともなし

晴。いい天気。庭をアゲハチョウが飛び回っている。天国みたいだ。

午前中はぼーっとしていた。

昼食はコメダ珈琲店各務原那加住吉店。お決まりの安定のオーダー(笑)。
コンビニに寄る。

通院治療。診察で、画像を見ながら確実に治療の効果が出ていることを伝えられる。当然ながら本人はよろこんでいた。思えば大阪へ行ってから初めて希望のある話で、こちらもふうーっという感じ。これからの治療もうまくいくことを願う。
帰りにスーパー。


ギボン。セウェルス朝時代に入る。有名なカラカラ帝はもちろん愚か者であるし(母の腕の中にいた弟を殺した)、後世の多大な想像力の源となったエラガバルスヘリオガバルス)帝は退廃の極み、ただの幼稚な変態にすぎない。エラガバルス帝の死とともにいわゆる「軍人皇帝時代」に入る。それにしても、はたしてギボンが正しいのか知らないが、まともな人物がほとんどいない。権力とはそれほどまでして得たいものなのだな。それは現代でも同じことであろう。思えば、自分が権力者でないのは幸いである。仮にそうなったとすれば、我ながら何をしでかすか知れない。

それにしても、何故ギボンは一生かけてローマ帝国の "decline and fall" を描いたのか。その気持ちがよくわからない。

ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し (ちくま学芸文庫)

ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し (ちくま学芸文庫)


 

モーツァルトのピアノ・ソナタ第十八番 K.576 で、ピアノはフリードリヒ・グルダ。最近のバレンボイムの演奏が聴くに堪えなかった(若い頃のバレンボイムのピアノは本当に瑞々しかった)のでグルダで聴いてみたが、この曲に関してはグルダ以上の存在はあり得ないだろう。モーツァルトに装飾音が付けられるのはグルダだけである。これを聴いていると、グルダが最晩年にプライベートで録音したモーツァルトの全ピアノ・ソナタのマスターが、(確かドイツ・グラモフォン内で)紛失してしまったのは痛恨であるとしかいえない。何でよりにもよってそんなことになったものか。
 

ハイドンのピアノ・ソナタ ロ長調 Hob.XVI:32 で、ピアノはエマニュエル・アックス
 

ハイドン弦楽四重奏曲 op.76-2 で、演奏はザグレブQ。いわゆる「五度」。好演。