こともなし

晴。


ゆたさんに菅野よう子を教えて頂いたので、You Tube で聴いてみる。なるほど、「攻殻機動隊」の音楽がこの人だったのね。上の動画もこれ(なぜか動画が埋め込めないが)もそうだが、単体で音楽としても聴けないことはない。というか、やっていることは結構複雑だと思うし、脳内の快楽物質の分泌に関しても、意識的なのかどうなのか、効率よく処理できるような作りになっている。気持ちよさとビートの融合の妙というか。まあ、クラシック音楽的な聴き方をすることは作曲者も望んでいないのではないか。ただ、明らかにもともとクラシック音楽の畑の人ですね。そこらあたりがこのテクニックになっているのかなと思う。菅野よう子、もう少し聴いてみる。少しずつアニソンやゲーム音楽を聴いてみたいな。

それから菅野よう子の「パクリ」って記述や動画をいくつか見かけたけれど、原理的にいうなら、長調短調などなどの和声法というのは基本的にもうすべて出尽くしていて、新しい物はないのである。それに、菅野よう子という人は注文された音楽を作る人だから、あくまでも効果第一で既存の手法を知り尽くしているというだけなのだろう。僕が聴くかぎり、いまのポピュラー音楽で音楽語法的に新しいものはまずないと思っている。それはアニソンやゲーム音楽では、常識ではないのか?

上の「トルキア」なんか、麻薬的な気持ちよさがあるでしょう? あれはそういうテクニックなのである。

いまの時代、これに限らず「麻薬的な気持ちよさ」というのは決定的である。たぶん若い人たち(40代とその下?)など、もうそのことが当り前すぎて意識すらしていないのではないか。そして、「エンターテイメント産業」というのはそのための技術を既に膨大な量蓄積しているのである。

今日は父がボランティアなので、昼食は母とコメダ珈琲店各務原那加住吉店にて。ミックストースト+たっぷりブレンドコーヒー。コメダは自分にはなぜか落ち着く。中部地方人ということでしょうか。しゃべりながらのんびりした。
帰りにマックスバリュと「わだや」に寄る。すごくいい天気。暑い。

母が入院してからずっと毎日病院に行っていたので、そうでないのは何日ぶりのことか。ちょっとのんびりできるな。